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02月21日-03号

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  1. 姶良市議会 2022-02-21
    02月21日-03号


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    令和 4年 3月定例会(第1回)令和4年第1回姶良市議会定例会議事日程第3号                       2月21日(月)午前10時 開 議┌──┬────┬────────────────────────────┬──────┐│日程│議  案│       議      件      名      │ 備  考 ││番号│番  号│                            │      │├──┼────┼────────────────────────────┼──────┤│ 1│    │一般質問                        │      │└──┴────┴────────────────────────────┴──────┘┌───────────────────────────────────────────┐│              令和4年第1回姶良市議会定例会              │├────────────────────────┬─────┬────────────┤│                        │開会(議)│  午前10時00分  ││     令和4年2月21日(月)本会議    ├─────┼────────────┤│                        │閉会(議)│  午後 3時33分  │└────────────────────────┴─────┴────────────┘┌────┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┬──┬──────┬──┐│出席議員│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠│議席│ 氏  名 │出欠││及  び│番号│      │の別│番号│      │の別│番号│      │の別││欠席議員├──┼──────┼──┼──┼──────┼──┼──┼──────┼──┤│    │ 1│新福 愛子 │出 │ 9│上村  親 │出 │17│      │  ││    │ │竹下日出志 │出 │10│森川 和美 │出 │18│小山田邦弘 │出 ││    │ 3│国生  卓 │出 │11│岩下陽太郎 │出 │19│萩原 哲郎 │出 ││    │ 4│峯下  洋 │出 │12│松元 卓也 │出 │20│堂森 忠夫 │出 ││    │ 5│田口 幸一 │出 │13│湯元 秀誠 │出 │21│      │  ││    │ 6│湯之原一郎 │出 │14│堀  広子 │欠 │22│有川 洋美 │出 ││    │ 7│鈴木 俊二 │出 │15│吉村 賢一 │出 │23│犬伏 浩幸 │出 ││    │ 8│湯川 逸郎 │出 │16│和田 里志 │出 │24│谷口 義文 │出 │├────┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┴──┴──────┴──┤│          出席  21人       欠席 1人              │└───────────────────────────────────────────┘┌───────┬────┬──────┬────┬──────┬────┬──────┐│ 地方自治法 │市  長│湯元 敏浩 │市民生活│吉永 惠子 │消 防 長│米澤 照美 ││ 第121条 │    │      │部  長│      │    │      ││ の規定によ ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│ る説明のた │副 市 長│宮田 昭二 │保健福祉│濱田 耕一 │水道事業│新門 哲治 ││ めの出席者 │    │      │部  長│      │部  長│      ││ の職氏名  ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │教 育 長│小倉 寛恒 │農林水産│田代 信彦 │総 務 部│今別府浩美 ││       │    │      │部 長 兼│      │次 長 兼│      ││       │    │      │蒲生総合│      │庁舎建設│      ││       │    │      │支 所 長│      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │総務部長│松林 洋一 │建設部長│松里智一朗 │総 務 部│原口 浩幸 ││       │    │      │    │      │次 長 兼│      ││       │    │      │    │      │危  機│      ││       │    │      │    │      │管 理 監│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │企画部長│髙山 八大 │教育部長│塚田 佳明 │企 画 部│松岡  力 ││       │    │      │    │      │次 長 兼│      ││       │    │      │    │      │企画政策│      ││       │    │      │    │      │課  長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │市民生活│原口 理恵 │建 設 部│川崎 久志 │選挙管理│小倉 章  ││       │部次長│      │次 長 兼│      │委会│      ││       │男女共同│      │建築住宅│      │委 員 長│      ││       │参画課長│      │課  長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│向江 美喜 │教 育 部│北野 靖往 │建 設 部│師玉 保之 ││       │部次長│      │次 長 兼│      │土木課長│      ││       │健康増進│      │教育総務│      │    │      ││       │課  長│      │課  長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │保健福祉│野村 昭彦 │教 育 部│前田 浩二 │教 育 部│留野 真一 ││       │部次長│      │次 長 兼│      │保健体育│      ││       │保険年金│      │学校教育│      │課  長│      ││       │課  長│      │課  長│      │    │      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │農林水産│萩原 安信 │水道事業│岩下 伸一 │選挙管理│福留 真司 ││       │部次長│      │部次長│      │委員会 │      ││       │農政課長│      │施設課長│      │事務局長│      ││       ├────┼──────┼────┼──────┼────┼──────┤│       │建 設 部│有江 浩文 │総 務 部│堂路 温幸 │    │      ││       │次 長 兼│      │財政課長│      │    │      ││       │都市計画│      │    │      │    │      ││       │課  長│      │    │      │    │      │└───────┴────┴──────┴────┴──────┴────┴──────┘               2月21日 ○議長(谷口義文君) これから本日の会議を開きます。(午前10時00分開議) ○議長(谷口義文君) 本日の日程は、配付しています議事日程のとおりであります。 ○議長(谷口義文君) 日程第1、一般質問を行います。 本日は、4名の一般質問を行います。順次発言を許します。 まず、5番、田口幸一議員の発言を許します。 ◆5番(田口幸一君)     登      壇  皆さん、おはようございます。私はもう先に通告いたしました3問について、早速質問をいたします。 質問事項1、姶良市総合運動公園陸上競技場について。 質問の要旨、毎年10月に小学生の陸上記録会が開催されている。当競技場は北風が強く、競技に影響が出ると思われるが、記録として公認されるのか。 質問事項2、城下、上水流、触田地区の南国バス路線の復活について。 質問の要旨、この周辺は最近、多くの家が新築され、公園も整備されている。また、現在、老人ホームの建設が進行中である。今後、利用増が見込まれるが、どのように考えるか。 質問事項3、思川の魚族について。 昨年、稲荷橋から楠元橋周辺までの工事が行われ、上流からの水も浄水され、現在はきれいになってきている。浚渫工事の影響もあると思うが、現在どのような魚が生息確認されているのか。 遅れましたけど、傍聴に来てくださいました方々に感謝を申し上げます。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  皆様、おはようございます。田口議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、1問目のご質問につきましては、教育長が答弁いたします。 2問目の城下、上水流、触田地区の南国バス路線復活についてのご質問にお答えします。 現在、南国交通株式会社が自主運行している路線について、城下地区は姶良地区内を循環している小循環バスがあり、県道十三谷・重富線沿いの森山バス停が最寄りのバス停となっております。 上水流地区は、鹿児島中央駅を発着とする吉田・蒲生方面行きがあり、県道麓重富停車場線沿いの上水流バス停が最寄りのバス停となっております。 触田地区は、姶良地区と蒲生地区を循環している大循環バスがあり、姶良インターチェンジ近くの触田バス停が最寄りのバス停となっております。 南国交通に確認しましたところ、上りと下り、それぞれ1日7本から12本が運行しており、市民の皆様に利用されております。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、利用者が減少し、厳しい経営状況にあるとのことであります。また、運転手不足や高齢化、さらには燃料高騰など様々な要因を抱えながら、路線維持に努められております。 このような状況下にあることから、現行のバス路線の変更や路線の新設については考えていないとのことであります。 次に、3問目の思川の魚族についてのご質問にお答えします。 思川の上流・中流域には、石についた藻などを食するアユやタカハヤ、オイカワ、ウナギなどが生息し、稲荷橋、楠元橋付近の中流・下流域には、穏やかな流れを好むコイやギンブナ、ナマズ、カワムツなどが生息しています。 また、河口付近の汽水域には、ボラやクサフグをはじめ、秋には産卵のために川を下ったモクズガニも多く生息していることを確認しております。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  1問目の姶良市総合運動公園陸上競技場についてのご質問にお答えします。 小学校陸上記録会が開催される総合運動公園陸上競技場につきましては、公認競技場ではございませんので、小学校陸上記録会の記録については公認されておりませんが、結果については市の大会の記録として、毎年県に報告しております。 なお、公認競技場として申請するためには、認定基準が最も低い第4種公認につきましても、総合運動公園は高台にあることから風力が強いなど、公認の記録を出せる競技場の要件に適合しないものと考えております。 以上、お答えといたします。 ◆5番(田口幸一君) それでは、質問した2問目の質問をいたします。 城下、上水流、触田地区の南国バス復活についてですが、答弁を読んでみますと、運転手不足や高齢化、さらには燃料高騰など様々な要因を抱えながら路線維持に努められておりますとなっていますけど、やはりこの路線は、私は今朝、歩いて現地を確認したんですけど、城下の下、私は今、池島町34の13番地に住んでおりますけど、その城下の田んぼを潰して、幼保連携型太陽の子どもたちというのがもうでき上がっております。ですから、やっぱりこの路線は大切じゃないかというふうに私は考えますが、いかがですか。答弁を求めます。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。確かに議員仰せのとおり、この地区には老人ホーム、あと新しい保育園、あと新築の住宅が近年たくさん建設されております。住まわれている方は、この地を好まれて当然移住、もしくは家を建てていらっしゃるわけですので、そういった人たちが増えているということでの議員のバス路線の復活という考え方については理解するところでありますが、今、市長の答弁にもありましたとおり、現在、県道を中心にバス路線が、民間の自主運行路線が運行しております。 私もこの質問をいただきまして、改めていわゆる大循環、小循環にも乗ってみましたけれども、市内の中でも重富地区についてはある程度、いわゆる公共交通バス路線という意味では充実している地域ではないのかなと感じたところではあります。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 今、企画部長が言われることは理解できました。 私は今朝、現地確認のために歩いてそこのところに行きましたところ、老人ホームではなくて、幼保連携型太陽の子どもたちという子どもたちを預かる施設ができております。その名前を挙げると、ノムラさんというところがありますが、その隣のところには、もう家がたくさんできて、もう車も止まっておったんです。ですから、やっぱりバス路線の復活というのは必要じゃないかと思うんですが、もう一回考えていただくことにはなりませんでしょうか。答弁を求めます。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。ちょっと繰り返しになるかもしれませんが、現在、この地区につきましては、南国交通様の自主運行路線が走っております。南国交通様に確認をしましたところ、先ほど答弁しましたとおり、現状ではなかなか厳しいというお話でした。 本市の市が運行委託をしているコミュニティバスといいますのは、いわゆる自主運行路線がない交通空白地帯に、競合しないようにバスを運行することになっておりますので、そういった観点からも、現在のところこの議員仰せの路線につきまして、いわゆる南国交通様が路線を新たに新設するということは、非常に考えにくいと考えております。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 努力してくださることをお願いし、次の質問に入ります。 思川の魚族について、答弁によりますと、思川の上流、中流域には石についた藻などを食するアユやタカハヤ等と、あとは読みませんが、秋には産卵のために川を下ったモクズガニも多く生息していることを確認しておりますと、これは私も確認をしているんですが、そこで質問いたします。 稲荷橋の上から、以前、スッポンの姿が浮き上がっているのが見られたんですけど、今朝はその姿が見られませんでした。どうしてでしょうか。大潮のときには、稲荷橋のもう一つ上の新開橋まで潮が上がってくるんです。今朝、スッポンの姿が見られませんでしたが、どうしてでしょうか。 ◎農林水産部長兼蒲生総合支所長(田代信彦君) ちょっとお答えになりませんかもしれませんが、ちょっと水温が低い関係でスッポンも今出てこない状態だと思います。 別府川とかほかのところでも、甲羅干しをしているスッポン関係も見ておりますので、思川もまだいると思っております。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) 姶良市総合運動公園陸上競技場についてですが、今、教育長の答弁では、第4種公認にはなっていないということですけど、風力が強いなど公認の記録を出せる競技場の要件に適合しないものと考えておりますという答弁になっておりますが、陸上記録会は記録が公認されないのに、小学校の陸上記録会、これはどうしてこの陸上競技場で毎年10月に開催されるのですか。 ◎教育部長(塚田佳明君) お答えします。 小学校の陸上記録会につきましては、毎年、おおむね10月に開催しておりますが、これは小学校の児童の体力、気力向上の一環として、5、6年生を対象にするということ、小学校における体育の振興を図るとともに実態把握ということを目的に市内の競技場としましては、総合運動公園内の陸上競技場が最も適切であろうということで会場を設定して実施をしているということでございます。 以上です。 ◆5番(田口幸一君) それでは、令和4年度姶良市予算書の141ページ、水産業振興費、消耗品費10万1,000円計上してありますが、この中身の説明と答弁を求めたいと思います。 ○議長(谷口義文君) 田口議員、それは質問の通告はされておりません。今、田口議員、3つの項目を出されたものだけが答弁がなされたということでよろしいですか。 ◆5番(田口幸一君) はい。 今、議長のほうから通告がなされていないということですが、以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(谷口義文君) このまま質問を続けます。 次に、2番、竹下日出志議員の発言を許します。 ◆2番(竹下日出志君)     登      壇  皆様、こんにちは。公明党姶良市議団の竹下日出志でございます。 私は、通告しました2つの項目について質問いたします。 はじめに、食品ロス削減の推進について伺います。 食品ロス削減は、世界共通の課題となっており、国連の持続可能な開発目標SDGsにもターゲットの一つとして掲げられました。日本も家庭系及び事業系の食品ロスを2030年度までに、2000年度の約980万tの半分、約489万tまで減らす目標を定めています。 そこで、以下について伺います。 要旨1点目。本市の食品ロス削減推進はどのように考えているか伺います。 要旨2点目。食品ロスのうち家庭で発生する、1つ、食べ残し、2つ、廃棄食品、3つ、過剰に除去された食材の大きく3つに分類されます。食品ロスという言葉を社会に定着、浸透させる対策をどのように考えるか伺います。 要旨3点目。国は、食品ロス削減に向け事業者ができることとして、返品・過剰在庫の削減、余剰食品のフードバンク寄附などの商習慣の見直しを推奨しております。本市では、事業系の食品ロス削減対策をどのように考えるか伺います。 次に、交通安全対策について質問します。 要旨1点目。近年、高齢ドライバーによる痛ましい事故が多発しており、社会的な問題として取り上げられています。本市では、高齢者運転免許自主返納サポート事業についてどのように考えるか伺います。 要旨2点目。本市では、飲酒運転根絶に向けて警察、交通安全協会等の関係団体と連携して、飲酒運転防止の指導に取り組んでいます。姶良警察署管内での飲酒運転事故件数と今後の対策を問います。
    ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  竹下議員のご質問にお答えします。 1問目の食品ロス削減の推進についての1点目と2点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 食品ロス削減は、世界共通の課題となっており、本市でも取り組むべき課題の一つとして認識し、ホームページ等を活用して食品ロス削減についての目的や現状などを紹介し、食品ロスダイアリーの掲載、30・10運動の推進を行っております。 また、市衛生協会でも、家庭での食品ロスの原因の一つである過剰に除去された食材などを有効活用するための親子エコクッキング教室を開催し、食材を無駄にしないレシピを紹介するとともに、親子で楽しみながら参加し、環境について考える機会を提供しております。 さらに、各種団体や協議会等においても、市民への食品ロス削減の取組が浸透するよう周知・啓発に努めております。 3点目のご質問にお答えします。 本市でも、フードバンクを通じて提供いただいた食材を子ども食堂などで活用し、食品ロス削減に取り組んでいる事例があると聞いております。今後も、先進地の事例などを参考にし、事業者や市民への意識啓発に努めてまいりたいと考えております。 次に、2問目の交通安全対策についての1点目のご質問にお答えします。 高齢者の運転免許自主返納に対する支援については、警察署等での返納手続の際に、温泉入浴料の割引やタクシー料金の割引等の優遇制度の案内が行われております。 本市では、高齢者の運転免許返納者に限らず、コミュニティバスの利用料金を上限200円とすることや、70歳以上の高齢者に健康・長寿支援チケットを交付し、路線バスやタクシーの利用に活用できる事業に取り組んでおり、免許返納者への交通手段の確保にも寄与しているものと考えております。 しかしながら、運転免許返納に踏み切れない要因として、居住する地域によっては、交通手段が減り、生活に不便を感じることがあげられていることから、コミュニティバスの路線の見直しなどを検討し、それらの不安を解消できる環境づくりに向けた事業に取り組む必要があると考えております。 また、令和4年5月には、運転技能検査や限定免許の導入等、高齢者ドライバーの事故防止対策が盛り込まれた改正道路交通法が施行されることから、市としましても警察等と連携し、改正内容や運転免許返納制度についての周知・広報に取り組んでまいります。 2点目のご質問にお答えします。 姶良警察署管内では、令和3年に飲酒運転による人身事故が2件発生しております。 飲酒運転根絶に向けては、アルコールが運転技能に及ぼす影響や、分解に要する時間等の正しい知識について、ホームページやポスター等を活用した広報・啓発への取組や交通ボランティア安全運転管理者、酒類製造・販売業者、酒類提供飲食店等と連携したハンドルキーパー運動の普及啓発、アルコール検知器を活用した運行前検査の励行など、地域、事業所等と連携した取組をさらに進め、飲酒運転を絶対にしない、させないという市民の規範意識の確立を図ってまいります。 以上、お答えといたします。 ◆2番(竹下日出志君) 食品ロス削減の推進について再質問いたします。 食品ロスとは、まだ食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食べ物のことであります。農林水産省と環境省が発表しました平成30年度の推進値によりますと、日本は年間600万tもの食品ロスが出ています。これは、日本人1人当たり毎日おにぎり1個分の食べ物を捨てていることになります。日本では、これだけの食品ロスが発生している一方で、世界の飢餓人口は約7億6,000万人とも言われ、10人に1人が十分な食べ物を口にすることができず苦しんでおります。 国連世界食糧計画によりますと、貧しい人たちへの食料支援量は年間約4,200万t、これは令和元年です。日本ではそれを超える量の食べ物を捨てていることになります。さらに、日本の食料自給率は38%。私たちは食べ物の多くを海外から輸入しております。それにもかかわらず、食べ物を余らせて捨てています。 食品ロスを減らすということは、貴重な資源を守るだけでなく、焼却処理時に発生する二酸化炭素の量を抑えられるため、環境保全にもつながります。家庭での食品ロス発生を抑制するため、環境省は、1つ、買物前に冷蔵庫の中の在庫を確認する、2つ、すぐに食べる食品は賞味期限や消費期限の長い商品を選択するのではなく、陳列順に購入する、3つ、食材を無駄にしないレシピを参考にするなどを呼びかけています。 買い過ぎた食材や贈答品が余ってしまう場合、政府はフードバンクなどを通じて、子ども食堂や福祉団体に送るフードドライブへの寄附なども促しております。一方、外食時に食品ロスを防ぐためには、自身や家族で食べ切れると思う量を注文することが基本であります。 そこで、一人一人の意識向上が食品ロス削減につながるリーフレットの作成を配布する考えはないか伺います。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 今、ただいま議員のほうからご紹介がありましたように、本来食べられるにもかかわらず、廃棄される食品が多いということは私どもも承知しているところでございます。 そこで、一人一人の意識に呼びかけるため、市でも食品ロスについては、これまでも市報、そしてコミュニティFM、また、衛生協会と連携した取組などを進めてきたところであります。 ホームページのほうには食品ロス削減運動のチラシ、そういったものを載せて皆さんに広報できるようにということでしております。 また、衛生協会のほうでは様々な取組を市民の皆様に回覧で配布をしており、意識の啓発に努めるようにしているところでございます。 以上です。 ◆2番(竹下日出志君) 環境省では現在、外食時に食べ残しを自己責任で持ち帰るmottECO運動を展開しております。また、持ち帰ることを想定し、ドギーバッグ、持ち帰り容器を持参する動きも広がりつつあります。 本市でも食べ残しを持ち帰るmottECO、ドギーバッグ持参運動を推進する考えはないか伺います。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 ドギーバッグ運動につきましては、食べ残しをまたご家庭の中でもう一回食べていただくということで、食べ残し、食べ切りにつながるというふうに考えております。 以前はよく自分でお弁当箱を持っていったりとか、飲食店から箱をいただいたりとかして持ち帰りをしておりましたけれども、最近ではそれがお店によっては衛生的な面でお断りされるところもあるようです。ただ、最近ではまたそういう持ち帰りのお願いをすると、どうぞということで、容器をいただいたりすることもありますので、やはりそのときのご自分の体調やそして頼んだ量などを考えて、持ち帰りをされるときにはお店の方にお願いをしていくというようなことを、また私どものほうでも周知、啓発をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆2番(竹下日出志君) 現在、コロナ禍で飲食、会食等が自粛されておりますが、30・10運動も食品ロス削減運動に有効な取組と思います。本市では、30・10運動の推進を行っているとの答弁でありました。現在行っている取組事例を伺います。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 30・10運動につきましては、ホームページのほうでも紹介をしているところでございます。また、令和2年度におきましては、各飲食店に30・10運動の三角柱ができるものをお送りいたしまして、宴会、そして会食の際には、最初の30分は必ず食事を楽しみましょうと、そしてその後ご歓談いただいて、最後の10分間は食べ切りましょうというような呼びかけをしてきたところです。 しかしながら、このコロナ禍によりまして、宴会、会食が非常に自粛されてきたということ、そして、地域の経済が低迷している傾向にあるということを考えますと、飲食店のほうに宴会用のチラシをお配りするということが、この1年、2年の間はできていないところであります。しかし、コロナが収束した際には、この30・10運動もまた継続、再開してまいりたいというふうに考え、姶良市独自の30・10運動の三角柱についても、今、カラーで非常にいいものを案として作っているところでありますので、また再開できた折には事業所のほうにもお願いしてまいりたいと考えています。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 食品ロスはもったいないだけでなく、ごみの焼却量の増加や最終処分量の増加にもつながります。SDGsの目標の一つに、12番目、つくる責任、使う責任があり、2030年までに小売、消費レベルにおける世界全体の1人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食料の損失を減少させるとあります。 食品ロス削減することは、SDGsの目標を達成することにもつながります。市長は食品ロス削減を推進し、SDGsの目標達成についてどのように考えておられるか伺います。 ◎市長(湯元敏浩君) 幼い頃から、食べ物は無駄にするな、食べ物は粗末にするなという家庭教育というのがあったと思います。これはまさしくもう食品ロスという食べ物を大事にして感謝して食べなさいというような教育から始まっていると思いますので、少なからず日本人の気持ちの中にはそういう気持ちがあるのかなと思っております。 しかしながら、こういう大量生産の時代になりまして、食べ物に対する向き合いが非常に変わってきているというのも感じているところでございます。 その中で、やはり私も個人が食品ロスに立ち向かうのはなかなか難しいですけれども、一つ一つ小さなことからやっておりまして、例えば、冷蔵庫を確認してから買物に行くとか、あと消費期限の近いものから買う、それが20%オフになっていたりするわけで、そういったこと、すぐに消費できるものはそういうことをしたり、あと、多めの買物はしないとか、そういったことを家族で確認しながら買物をしていく、そこから家庭から始まっていくものなのかなと思っておりますので、それが延長線で行政体となり、そして国となり、そして世界となっていくというふうに考えておりますので、行政としましてもそのような推進を今後もしていきたいと思っております。 ◆2番(竹下日出志君) 市長の答弁で、SDGsに対しての思いは分かりました。私たち議会のほうも全力で推進していきたいと思っております。 次に、運転免許自主返納について再質問いたします。 千葉県浦安市では、運転免許が不要になった方や加齢に伴い身体機能が低下したために運転に不安を感じるようになった高齢ドライバーの方は、自主的に運転免許証を返納することができます。最近、運転していて、若い頃とちょっと違うな、おかしいななど、高齢になって自分の運転が不安になってきたと感じることはありませんか。こんな症状が出たときが要注意。右左折のウインカーを間違って出したり忘れたりする、歩行者、障がい物、他の車に注意がいかないことがある、カーブをスムーズに曲がれないことがある、車庫入れのとき塀や壁をこすることが増えた、高齢になって、ご自身の運転に少しでも不安を感じた方は、運転免許証の自主返納を考えてみませんかという浦安市では自動車運転免許証自主返納をご案内しております。 本市でも、広報紙やホームページ等で運転免許の自主返納について市民の皆さんへの案内をすることはいかがでしょうか。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) お答えいたします。 警察のほうでは自主返納制度というものを案内をしているというふうに承知しております。本市におきましても、各老人クラブであったり地域のコミュニティのほうから交通安全教室の依頼が参ります。そのような中において、自主返納についての案内であったり、また認知や判断能力が落ちていくこと、体力的にもどうしても高齢になるとそこに衰退するものがあるということをお伝えしながら、ご自分で判断して自主返納していただけるように案内はしていきたいと考えております。 以上です。 ◆2番(竹下日出志君) 鹿児島県警察の高齢者の運転免許自主返納に対する支援制度では、運転免許証自主返納カード、運転経歴証明書についてと高齢者の運転免許証自主返納に対する支援制度の紹介があります。 霧島市のホームページでは、霧島警察署の高齢者運転免許証自主返納メリット制度として、霧島市に住む65歳以上で運転免許証を自主返納された方を対象として、自主返納メリット制度を平成24年5月1日から開始しております。 本市でも、姶良警察署と連携し、姶良市内に住む65歳以上で運転免許を自主返納された方、自主返納メリット制度を案内することは考えないか伺います。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) お答えいたします。 市長の答弁にもありましたように、姶良市では70歳以上ではありますが、あいあいチケットと呼ばれるものの交付を行っております。 返納をして一時的な支援、サービスにとどまることなく、姶良市では70歳以上の方は毎年受けられる支援だというふうに考えております。 70歳未満の方が返納されたときに、その支援制度が受けられないということにはなってはおりますが、そこについてはまた今後研究してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆2番(竹下日出志君) 昨年の9月定例会で、千葉県八街市での飲酒運転事故により児童5人が死傷する痛ましい事故が発生し、通学路の整備について質問しました。姶良警察署管内では、令和2年、飲酒事故の発生は3件でした。昨年、令和3年9月から本年令和4年1月までの姶良警察署管内での飲酒運転の事故の新聞掲載記事を調査してみました。 昨年9月から本年1月まで5件の飲酒運転の事故がありました。1件目は9月19日、加治木町木田、渋滞で止まっていた前方の乗用車に追突。霧島市の海岸で友人と飲酒後、1人で運転中であります。2件目は10月5日、蒲生町上久徳、コンビニでウイスキーを買って飲酒運転でコンビニ客より飲酒運転しそうな人がいると通報がありました。また、3件目は10月16日、西餅田の県道で軽トラック運転、蛇行運転しているのをパトカーがパトロール中、見つけました。4件目は12月28日、加治木町諏訪町で県道の街路樹に衝突する事故がありました。5件目が、本年1月27日、脇元国道10号で中央分離帯に衝突する事故。5件の飲酒事故がありました。 飲酒運転は犯罪であります。飲酒運転させない、地域から家庭から、お酒を飲んだら絶対に運転しない、お酒を飲んだ人には車を貸さない、運転する人にはお酒を出さない、勧めない、お酒を飲んだ人には運転させない、同乗しない、飲酒運転に対する甘い考えが重大な事故を招いています。周囲が見て見ぬふりをしないことが大切であります。 飲酒運転に対する罰則等周知するなど、飲酒運転を絶対にしない、させないという市民の規範意識の確立をどのように考えておられるか伺います。 ◎市民生活部次長兼男女共同参画課長(原口理恵君) 今、ご紹介ありました新聞記事等が掲載されていることは承知しております。また、令和3年中においては、人身事故としては2件発生しているということを警察のほうから確認はさせていただいているところです。 姶良市では、姶良市交通安全対策推進協議会という外郭団体を持っております。そこの中に今後はコミュニティ協議会からの代表者の方を委員としてメンバーに加え、地域における高齢者であったり飲酒運転のことについての交通安全意識というものをきちんと啓発していくように、それが市民へ浸透するように市のほうからも啓発活動をしていきたいと考えております。 また、このコロナ禍においては、飲酒をする場面というのが、家庭の中で多くあるようです。そういったことでは、家族の中でやはり飲酒をしたら乗せない、乗らないということをきちんとお互いが認識し、声かけをし、飲酒運転は絶対にさせないということを浸透させていきたいと思っております。 以上です。 ◆2番(竹下日出志君) 近年、高齢ドライバーによる痛ましい事故が多発しております。その中で、昨日、蒲生庁舎の横の交差点で交通事故が発生しました。高齢者が重体との報道がありました。過去にも数件交通事故が発生しており、道路構造に問題があるのではないかと思われます。新庁舎建設に併せて周辺道路整備が必要と考えますが、どのように考えておられるか伺います。 ◎総務部次長兼庁舎建設課長(今別府浩美君) お答えをいたします。 現在、新庁舎建設の中で、ちょうど昨日事故のありました交差点等につきましても事故が多いというような情報はいただいております。県道にもなっておりますので、またそういった改良につきましては、今後検討していけるものと考えております。 以上でございます。 ◆2番(竹下日出志君) 最後に、今回は食品ロス削減の推進によるSDGs達成について質問しました。食品ロス削減は、未来を担う子どもたちの笑顔にもつながると考えます。 また、交通安全対策として、高齢者の運転免許自主返納飲酒運転根絶に向けた質問を行いました。飲酒運転は絶対にしない、させないとの市民規範の意識の確立を願い、質問を終わります。 ○議長(谷口義文君) これで、竹下日出志議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。(午前10時48分休憩) ○議長(谷口義文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後1時00分開議) ○議長(谷口義文君) 一般質問を続けます。 次に、1番、新福愛子議員の発言を許します。 ◆1番(新福愛子君)     登      壇  皆様、こんにちは。公明党姶良市議団、新福愛子でございます。「春は名のみの風の寒さや」との早春賦の歌のとおりの寒の戻りの昨今でございますが、一日も早いコロナの終束と春の到来を願いながら、さきに通告いたしました2つの項目について質問いたします。 はじめに、項目1、コロナ禍で市民の命と暮らしを守るために、新型コロナウイルスの第6波と言われる感染拡大が広がる中、一日も早い終息を願いながら、粛々と日常生活が営まれております。コロナ禍での市民の命と暮らしを守るために、以下を問います。 要旨1、家庭ごみについて (1)家庭ごみの収集に対する市民への周知 (2)市としての事業者との連携 要旨2、学校給食について (1)小中学校の学校給食に対する危機管理 要旨3、救命活動と火災予防について (1)コロナ禍の中での救命活動における課題と心肺蘇生法の市民への周知と指導 (2)春の全国火災予防運動の取組 次に、項目2、「誰ひとり取り残されない」投票環境の向上に向けて コロナ禍の中での初めての市長・市議会議員選挙が間近に迫っております。投票の権利は、民主主義の根幹をなす貴重な権利です。「誰ひとり取り残されない」投票環境の向上を目指し、以下を問います。 要旨1、市長・市議会議員選挙について (1)コロナ感染症拡大下で行われた昨年の衆議院選挙の総括と課題 (2)期日前投票所への混雑防止策 (3)自宅療養者への配慮 以上、壇上からの質問を終わります。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  新福議員のご質問にお答えします。 ご質問のうち、1問目の2点目のご質問につきましては教育長が、また、2問目のご質問につきましては、選挙管理委員会委員長が答弁いたします。 1問目のコロナ禍で市民の命と暮らしを守るについての、1点目の1番目のご質問にお答えします。 家庭ごみの収集に対する市民への周知につきましては、市のホームページに「新型コロナウイルスなどの感染症対策のためのご家庭でのごみの捨て方」を掲載し、注意を呼びかけております。 まず、家庭でのごみの捨て方として、ごみ袋はしっかりと縛ること、空気を抜いて出すこと等の5項目と、感染者やその疑いのある方の使用済みマスク等の捨て方も同様の注意を払うよう、周知・啓発を行っております。 2番目のご質問にお答えします。 本市では、新型コロナウイルス感染症が確認された当初に、事業所における感染症対策や感染した際の事業の継続について、収集業者と協議を行いました。 各事業所においても、基本的な感染症対策はもとより、作業員の勤務場所や就業時間を分散し、感染リスクを下げるなどの可能な限りの対策を講じ、これまで収集業務が滞ることなく、市民の暮らしや地域環境の保全が図られております。 市としましては、市民の命と暮らしを守り、ごみの円滑・安全な収集・処理を行うためにも、感染症対策を心がけながらごみを出していただけるよう、今後とも周知・啓発に努めてまいります。 3点目の1番目のご質問にお答えします。 新型コロナウイルス感染症の拡大が続く中において、医療従事者と同様に最前線で活動する救急隊員等は、メンタルヘルスや救命活動における対応など、従来とは異なる様々な課題を抱えており、その影響と負担の大きさは、一般の方にはあまり知られておりません。 消防本部では、その状況を踏まえ、新型コロナウイルス感染症第4波時に消防本部の全職員に対して、よりよい職場環境づくりと適切なメンタルヘルスケアの対策としてアンケート調査を実施し、結果の検証を行いました。 アンケートの結果として、消防本部における感染防御対策は、およそ90%の職員が十分であったと回答した一方で、マスクやエタノールなどの物品の調達に苦慮したことから、感染症の拡大の有無にかかわらず、感染防止資機材の備蓄の重要性が課題となりました。 また、国内においてコロナハラスメントも発生していることから、ハラスメント研修を開催し、正しい知識を持ち、いつも以上にコミュニケーションを大切にするなどの対策が必要と考えております。 さらに、報道やSNSなどを通じて様々な情報が錯綜する中において、新型コロナウイルスを正しく恐れるために、消防本部内において最新の情報を提供し、共有する必要性も課題として認識しております。 消防本部としましては、これらの課題等に対して、署内や職員の状況に応じてメンタルヘルスなどセルフケアに努めてまいります。 市民への心肺蘇生法の周知、指導につきましては、コロナ禍で救急講習等の開催が減少しております。 しかしながら、市民にためらわず、勇気と諦めない気持ちを持って救命行為を実施してもらえるように、広報紙及び消防本部のホームページで心肺蘇生法の動画を公開し、市民への周知を図っております。 2番目のご質問にお答えします。 火災予防運動は、火災予防思想の普及啓発と火災の発生防止を目的として、総務省消防庁が定める実施要領に基づいて、全国的に年2回展開しているものです。 本市の春季火災予防運動期間中の取組としましては、防災行政無線放送、消防本部、消防団による車両広報及び防災・地域情報メールの配信、職員による立哨などで、火災予防に対する注意喚起を実施いたします。 このほかにも、姶良市に関わりのある方に一日消防署長を委嘱して、イオンタウン姶良等において、女性消防団員と火災予防普及啓発活動を展開し、さらには消防団と合同で訓練を実施し、より強固な連携関係の構築に努め、火災予防推進に継続して取り組んでまいります。 ◎教育長(小倉寛恒君)     登      壇  1問目のコロナ禍での市民の命と暮らしを守るについての2点目のご質問にお答えします。 本市の小中学校においても感染者が増えている状況があり、学校現場におけるより一層の感染症対策の徹底が求められているところです。 こうした中でも、学校給食は児童生徒の健やかな成長を支える重要な機能であることから、学校給食における感染のリスクを可能な限り低減した上で実施しております。 具体的には、児童生徒が給食を食べる場面では、食事の前後の手洗いを徹底させ、飛沫を飛ばさせないよう机を向かい合わせにしない、会話を控える、いわゆる黙食など、それぞれの学校で細心の注意を払いながら対応しているところであります。 また、給食室においては、学校給食衛生管理基準に基づき衛生管理を徹底しておりますが、これまで以上に手洗い・消毒などを徹底することや、作業工程ごとにマスクや使い捨て手袋を交換するなど、感染防止の対策を取っているところであります。 さらに、自校方式の7校においては、2校ないし3校で応援体制を組むペア校方式を導入しており、新型コロナウイルス感染等で若干の欠員が生じても、ペア校間で応援者を派遣して対応する体制を取っております。 なお、調理員に多くの感染者が生ずるなど、学校給食の運営に支障を来す事態が発生した場合には、簡易給食を提供できるように災害時非常食等を用意し、緊急時に備えているところであります。 ◎選挙管理委員会委員長(小倉章君)     登      壇  選挙管理委員長の小倉章です。新福議員の質問に答えたいと思います。 2問目についてです。2問目の「誰ひとり取り残されない」投票環境の向上に向けてについての1点目のご質問にお答えします。 令和3年10月31日に執行した衆議院議員総選挙における本市の投票率は58.65%で、前回、平成29年の投票率57.94%を0.71ポイント上回る結果となっております。コロナ禍にあって投票率が前回を上回ったことは、市民の選挙に対する関心の高さが表れたものと総括しております。 また、選挙の期日が見通せず、当初見込まれていた期日より早い日程となったことから、短い準備期間ではありましたが、感染症対策はおおむね十分な対応ができたものと考えております。 2点目のご質問にお答えします。 本市においては、姶良本庁舎、加治木総合支所、蒲生総合支所の3か所で期日前投票所を開設しております。 感染症対策として、期日前投票所に限らず、足跡マークを利用したソーシャルディスタンスの保持、手指消毒の徹底、使い捨て鉛筆の使用、記載台の消毒や間隔を空けるなどの対策を取っております。 また、期日前投票所では、混雑が見られる時間帯には職員を一時的に増員し、対応したところであります。 3点目のご質問にお答えします。 新型コロナウイルス感染症により療養等をされている方で要件に該当する方は、特例郵便投票ができます。 具体的には、選挙管理委員会に投票用紙等を事前に請求していただき、選挙管理委員会から送付された投票用紙等に記載を行い、郵便等により選挙管理委員会へ送付していただく方法となります。 しかしながら、現在流行しているオミクロン株は感染力が強く、潜伏期間が短いと言われていることから、事前に対応することが難しいと思われ、今後の課題となるのではと懸念しております。 以上、お答えします。 ◆1番(新福愛子君) それでは通告に従い、再質問を行います。 まず、項目1、家庭ごみについて、要旨1の家庭ごみについて伺います。 今回の質問にあたって、委託業者の方、事業者、ごみとか浄化槽、そしてまた、し尿処理といった、まさに危険業務を担っておられる業者の皆様の声を聞かせていただきました。時間の関係で十分な聞き取りではありませんでしたが、新型コロナウイルスの感染が始まって以降、令和2年4月には企業内でBCPを策定され、徹底した危機管理の下で本日まで、そして、今もなお市民の暮らしを守るために、エッセンシャルワーカーとしての責任を果たすために奮闘されている実態が分かり、胸が熱くなりました。 それでは、答弁書に従って再質問いたします。 まずはじめに、新型コロナウイルスで在宅時間が長くなっている今、家庭ごみの量が増加しております。これは決算審査で、かなり増えていることも確認させていただきました。具体的な数値と、担当課として、この状況をどのように分析しておられるか、総括をお示しください。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 姶良市のごみの現状でございますが、現在、令和2年度におきましては、家庭系一般廃棄物が1万5,138tでございます。これは令和元年度と比較いたしますと、48tの増でございます。事業系一般廃棄物につきましては、令和2年度が6,187tであり、令和元年度と比較しますと、675tの減でございます。 この分析といたしましては、家庭系一般廃棄物が増えた要因といたしましては、やはりコロナ禍により外出が自粛される中で、家庭にいらっしゃる方が多くなったことが原因かと思われます。 また、事業系につきましては、同じくコロナ禍による外出自粛で、事業系のごみは少なくなったものと判断しております。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 確かに感染が拡大して以降、おうち時間が増えたわけでございまして、その間に緊急事態宣言下では、皆様、時間を使って、あり余る時間の中で、断捨離をされた方々も相当いらっしゃるようで、身辺がすっきりされた、その分のごみも相当出たんではないかなというふうに、私たちも見ております。 答弁された家庭のごみの捨て方についての5項目、ごみ袋はしっかりと縛ること、空気を抜いて出すこと等の5項目とありましたが、具体的に5項目をお示しください。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 家庭ごみの捨て方の5項目につきましては、まず1番目として、ごみが散乱せず、運びやすくするために、ごみの口をしっかり縛って封をしましょうということでございます。2番目は、運びやすくし、袋が破れることを防ぐため、空気を抜いて出しましょうということです。3番目は、ごみの量を減らすため、生ごみは水切りをしましょう。4番目、ごみの減量を心がけましょう。5番目、分別・収集ルールを確認しましょう。マスクのポイ捨ては絶対にやめましょうということが掲載されております。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 私も聞き取り調査のときに、どんなことが気になりますか、困りますかということで、まさに今お示しいただいた5項目を徹底していただきたいということを重ねてお話しされておりました。 特にティッシュペーパーとか使用済みマスクというのが、感染している方のものもあるわけで、自分は感染していないと思っても、その可能性は常にみんな持っているわけで、本当にこういったものが、やっぱり収集所にもありますね、マスクがちょっとはみ出ていたり、散乱していたり。やっぱりあれはとても怖いことなんだなということが、よく分かりました。 家時間が増えて資源ごみのほうも、缶ビールとかそういった飲み物もすごく多くなったようで、ペットボトルも。よく洗っていないものが多いそうですね。大変ごみの質が落ちているということも嘆いておられました。 確かに広報紙上、それからホームページで繰り返し、いつもの場所にあります、ごみに関することが。確かにすごく継続して広報されているんですけれども、また、あいらびゅーFMでも、そういうことを市と連携しながら放送もされておりますが、やはりごみ場所の集荷所のあの様子を見ていると、本当に市民に届いているのかなということを危惧するわけでございます。 そういった意味で、さらなる広報周知ということを強化するべきという点で、担当課はどのようなふうに思っておられますでしょうか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 確かにこのコロナ感染下で、ごみの出し方というのは、今のところホームページのみでのご案内となっております。また、資源物収集所につきましては、立て看板等でコロナ感染に対するご注意というのを呼びかけているところです。 議員仰せのとおり、多くの方が目にする方法といたしまして、今後、回覧や市の広報紙、また衛生協会だより等でも、広報に心掛けていきたいと考えております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 衛生協会の皆様とも、本当に今ここが踏ん張りどきということで、具体的にきめ細やかな情報発信をしていただき、収集所を見て、あ、姶良市はきちんとコロナに対しての市民の意識が高くなったなというふうに感じ取れるような、そういったごみ収集所にひとつ表れるのかなと思っておりますので、私も今後もまた、自分自身も努力しながら、またそういったチェックも怠りなくやっていきたいと思っております。 さて、事業所、また収集業者さんとも協議を早速持たれ、しっかりと連携を取られたことも、ご答弁で確認できました。 事業所の取組について、私が取材させていただいたA社では、勤務先の分散ということで、本市の山田地区にある農業集落排水処理施設を利用されたということで、市に対して深く感謝をされておりました。 委託業者の勤務場所や就業についての努力、市内では3社に委託をされているわけですけれども、もう少し詳細な情報をお知らせください。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 事業所でコロナが感染者が出ても、収集業務は1日も止められないということで、影響を最小限にし、業務を継続する人数を確保したいという対策を確認し、聞き取りを行ったところでございます。 事業所におきましては、勤務する、出勤する場所も数か所に分かれ、そして、お昼休みも自分のお弁当を、自分の車、または作業所、作業車の中でお取りになったり、または外で食事を取られたりということもされているようでございます。 勤務時間は早出、遅出をするために、一堂に会することができないということで、朝礼であったり事務引継ぎ、そしていろんな勉強会等も非常に苦労をされているということでございました。 作業に携わる作業員の方だけではなくて、事務員の方も二手に分かれて、使うパソコン等もそれぞれに機器を構える等、本当にご苦労があるということでございました。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 作業者というのは大抵ペアで動かれるということで、本当にお昼御飯も、1人は外とか、1人は、場合によっては、バキュームカーの中で昼食を取られることもあられるようです。そこまでやるかという、徹底したコロナ対策の取り組みように、本当に頭が下がる思いと同時に、特にし尿処理などは、今、くみ取りというんですか、何かは、もろに排泄物が出るわけで、そういったものを対応しながらされている。 エッセンシャルワーカーというと、やはり医療の現場であったり、介護の現場であったり、また教育の現場であったりというところが、まず、保育の現場であったりとか聞きますけれども、本当にこういった業者の皆様こそ、私たちの暮らしを守る最たるエッセンシャルワーカーなんだなということを改めて認識することができました。 一方、うれしい、心がほっこりとするようなお話も聞けました。こうした業者さんの下に、事業者の下に、市民からの感謝の声が届いているようです。私もネットで調べたときに、東京であるとか、またいろんな町の業者さんの下に、例えば、ごみ収集所に大きく「ありがとうございます」という貼り紙がされていたり、ちょっとイラスト入りで書かれていたり、そういったものが写真として添付されておりまして、市民の皆様も何とか感謝の思いを伝えようということが、こういった行動に出ているんだなということを見たわけなんですけれども、もちろんうちの姶良市の事業所さんにも届いているかと思います。その辺のところは掌握されておられますか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 本市におきましても、ごみ袋に「ありがとうございます」とメッセージが貼ってあったという報告がございました。また、収集をする際に、ごみを捨てられる方から、「いつもありがとう」というお声かけもあったということでございました。 そしてまた、市内の小学生、小学校4年生の女児から収集運搬業者に、コロナ禍での回収に対するお礼の手紙が送られたこともございます。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) お子様のほうが、また本当に素直に「ありがとう」の表現をされている大きな声が届いているようですね。本当に感謝の心を表現するというのは、例えば家族間であっても、夫婦間であっても、何か当たり前ということで、あえて「ありがとう」ということを言うのを私たちは忘れているように思います。 こうしたやっぱり「ありがとう」という言葉が事業所の下に届いているというお話を伺って、本当に心がほっこりいたしました。 確かに、「おぎゃあ」と生まれたそのときから、ごみを出します。おむつが始まり、そして、人生、また終末、最期を迎えるときには、また状況によっては、おむつのお世話になることもあり、生きていること自体が、ごみを出すことに直結しているんだな。 私も、母の介護を自宅でする父と一緒に見ましたけれども、やっぱりごみがすごいことになりますね。亡くなった途端に、そのごみは消えました。やっぱり生きているということは、ごみを出すことなんだなということを、身をもって実感しております。 さて、担当部長におかれましては、姶良市初の女性職員としては第1号となる部長としての職務を果たされました。間もなく、ご退職の日を迎えられる状況にあられるわけですけれども、本当にコロナということが、自分の業務の中にこんなに大きく入ってくるということは想定外でいらしたんではないかなというふうに、私は推測いたします。本当にコロナ禍で、担当部、市全体ですけれども、無事故で業務にあたってこられた、そのことに心から敬意を表するものでございます。 今後の業務にあたる後輩の職員の皆様、そしてまた市民の皆様等、その思いをコロナを絡めながら、よろしかったらお気持ちを聞かせていただけませんか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 我々行政職員は、コロナ禍で県内外のお客様とお会いする機会が非常に多い場所だと感じております。市民生活部に限らず、それは市役所の職員として本当にそういう、毎日その日々、感染の危険はあると感じているところです。 私のところで言いますと、やはり廃棄物行政であったり火葬業務、そして窓口相談という業務も、一日たりとも欠かしてはならないというふうに考えているところであります。 当然、お客様と我々職員の命を守るための感染症対策は徹底しておりまして、アクリル板の消毒、カウンターの消毒、換気、そういったものも日々2回、3回、心がけているところでございます。 そして、業務の継続というBCPの関係についても、これはかかってからでは遅いということで、事前に我々は考えているところなんですけれども、業務を継続するために陽性者が出た場合、例えば、前任者で業務の経験がある者が部外にどのぐらいいるのかという、誰誰というピックアップなどもするなど、非常時の業務継続には備えていると考えております。 そして、我々のところで言いますと、人と人との接触のほかに、動物との接触というのもございますが、コロナ感染に限らず、やはり動物由来の感染とか、そういったものもありますので、職員には十分気をつけてほしいと思っております。 先日も、猫の死骸が届けられまして、無事に飼い主のほうに届けることができたんですけれども、その際に、つらいお別れの場ではありましたけれども、飼い主に喜んでもらえて幸いでしたという担当職員の言葉を聞きまして、こうした中でも市民に寄り添う対応を心掛けているなということは、うれしく思うところでした。 今後も、市民、事業者、そして我々行政が常に理解し合えるような周知啓発に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) ありがとうございました。食品ロスという課題も含めて、本当に必要なものを選ぶ価値観が浸透していく必要が、そんな時代に入りました。 また、ごみを捨てる前にできること、リデュース、リユース、リサイクルの3Rに努め、ごみを生まずに物を手放す選択を心掛けることが、今できる最大の行動になればと言われます。「生きることは、ごみを出すこと」とも言われております。命がけで業務にあたる皆様への感謝の「ありがとう」という言葉が、ありがとうという思いが、姶良市にあふれる、そんなまちになることを願い、次の質問に入ります。 それでは、次は、学校給食についてでございます。 学校給食、実は私、今回の質問を上げるにあたりまして、たまたまニュースで見た、九州内のある市で、学校給食センターでクラスターが起きて給食が提供されず、保護者がお弁当をつくる毎日になって、多分、今まだ微妙に解除されない時期ではないでしょうか。そういったニュースを見て、この質問を考えました。 今、休校であって、学級閉鎖とかいろんなことが起きているわけですけれども、現在の2月中旬における小中学校の現況、どのような状況になっているか、お聞かせいただけますでしょうか。 ◎教育部長(塚田佳明君) ただいまのご質問に関しましては、担当課長が参っておりますので、担当課長のほうから答弁をさせます。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 保健体育課長の留野です。 2月中旬の学級閉鎖の状況といたしまして、小中学校22校ございますが、そのうち14校で学級閉鎖が行われているところでございます。そのうち1校が、学校全体を臨時休校としているとこでございます。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) こうした中でも学校給食というのは、児童生徒の健やかな成長を支える重要な機能であるという観点、また、授業というふうにも捉える面もあるわけでございまして、その辺を徹底して、教育委員会が小中学校の子どもたちに対してのすごい努力をされていることが、答弁書でも分かりました。給食中の様々な注意事項も徹底されているんですね。 コロナ禍前には、食事のマナーを守りつつ、多少の会話をしながら、にぎやかにというか、楽しく給食時間はイメージしているわけですけれども、私たちも小中学校の頃を思うと、本当に給食の風景というのも、しっかりと思い出に残っております。 非常に優秀な私のお友達、女子生徒が、本当に真面目な子なんですが、向かい側に座った男子の変顔というか、ちょっとひょうきんな話題に、飲みかけの牛乳を噴水のように噴き出してしまって、学生服が牛乳だらけになって、みんなで大笑いした、その風景等も懐かしく思い出します。 今、コロナ禍が始まって、とんでもない光景でございますね、そういうことがあるということは。そういう中で、子どもたちも我慢しながら、本当に静かに黙食というものをやりながら、給食を取っているわけでございますけれども、多分これ大分県だったと思いますけれども、テレビで校長先生と教頭先生が自ら作詞作曲をして、給食の歌をつくっておられました。 そして、校長先生、歌がとってもお上手で、自らマイクを握ってCDをつくられて、それを給食中に流しておられるんですが、内容が食育なんですね。ピーマン、ニンジン、元気いっぱい食べるぞみたいな感じとか、本当にみんな粛々と食べる中で、その音楽が流れる中で、先生たちが本当に子どもたちに給食をしっかりと受け取って、楽しく、せめて耳から聞きながらという、そういったご配慮をされているんだなというふうに思っています。 私たちの頃は、何かクラシックが流れていたりとか、何か放送委員会の子が何かで言っていたりとか、そんな記憶があるわけですけれども、現在、姶良市内の小中学校においた給食時、何かそういったご配慮とかされておられますでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) それぞれの学校で給食時間は、中学校ですと放送部、小学校ですと、いわゆる児童会、そういったメンバーで、それぞれ決めた音楽を流しているというところで、教育委員会として、あんまり騒々しい音楽を流さないようにと、静かに食事ができるような音楽を流してほしいということは指導しておりますけど、それぞれの学校で判断されて流されているところでございます。 ◆1番(新福愛子君) 本当に食べるというところが、一番感染の可能性があるようですので、そこを徹底しておられるということを確認させていただきました。 本当に静かに、行ってみたら、子どもたちが粛々と、カチャカチャと音だけしてという風景は、私たちの頃からは考えられない風景ですが、何とか子どもたちも心豊かに、おいしく給食を食べてほしいなというふうに願うばかりです。 また、本市におきましては、自校式7校においては、2校ないし3校で応援体制を組むペア校方式を導入されているんですね。 また、新型コロナウイルスの若干の職員の欠員が出ても、学校間でしっかりと応援者を派遣してする体制をつくっておられるということで安心いたしました。 また、調理員の皆様は、食事も日常的にとっても注意をされているというふうに聞いております。再任用となられた方々が給食センターのほうに行かれると、時々、話題の中で刺身とか生卵とか、そういったものを食べれないんですよという話を聞いて、全くそういうことを知らなかったので、そういうことなんですねというふうに驚いたんですけれども、どのような制限があるんでしょうか。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 今、生卵だったり、刺身、生の刺身、そういった──鳥刺しについての給食の制限がございます。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 調理員の皆様、携わる方々には、そういった制限もある中で、日常の給食の調理をされているということも、私たち市民は知っておいたほうがいいかなと、私は思いました。本当に感謝のみです。 また、うちの場合は、もし不測の事態が発生した場合は、簡易給食を提供できるように、災害時の非常食等を用意し、緊急時に備えているという答弁でありました。九州内の発生したところは、お弁当ということになったんですけれども、簡易給食というのは、どのぐらいの期間を想定して準備をされているんでしょうか。 また、お弁当に切り替わるというような可能性はないんでしょうか。 ◎教育部保健体育課長(留野真一君) 災害時の非常食ということなんですが、まず、これは東日本大震災を契機に、毎年その日には救給カレーだったり、救給五目ごはんと、そういったレトルトの食品を食べていただく機会がございます。こういったものを各給食センターだったり、給食室のほうで保管しておりまして、もし今回、コロナで給食が提供できないといった場合には、そのような食材を優先して提供しようと考えております。 機会につきましては、簡易給食というのがパンと牛乳、これが簡易給食になるんですけど、御飯の日が続きますと、御飯だと、その日には給食が提供できないといった場面が考えられます。その場合に、先ほど言いました災害時の救給カレーだったり、五目ごはんを出して、その日はしのぎます。翌日には、パンがまた注文すれば、2日前の注文でパンは製造しますので、そこには間に合うということで、弁当を持ってくるといった事態は──まず簡易給食を提供するような形で考えているとこでございます。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 保護者の皆様にとっては、今の体制、大変喜ばれると思います。やっぱり突然お弁当ということで、何日も先が見えない状況になると、やはり保護者にも負担がかかります。 うちの場合は、徹底してそこまで、御飯が続かないようにパンと交互とか、そこまで徹底して計画を立てられておられるということで安心をしたわけですが、教育長、この給食に関しては、しっかりとBCPが確立していると、そのように認識させていただいていいでしょうか。 ◎教育長(小倉寛恒君) 家庭に弁当の負担をさせないように、そういった非常事態でも対応できるようにということで取り組んでいるのが、この簡易給食でございます。それも食数も、五目ごはんでも2,000食、パンも4,000食、一応それぞれの業者のほうで保管してもらって、朝連絡すれば、すぐ給食時間には間に合うように届けられるようになっております。 事業の継続という面では、やっぱり弁当をつくってもらうとかというのは安直な方法だと思っておりますので、極力給食を提供する。ただ、パンと牛乳というときには、非常に特に中学生などは、五、六時間授業を受けても、さらに部活というものなどもございますので、午後の授業の時間帯などはちょっと考慮して取り組んでもらうと。そう長い期間ではございませんので、そういったことを考慮して、今、取り組んでいるところでございます。 ◆1番(新福愛子君) 心強いご答弁いただきました。 それでは、次の質問に入ります。 救命活動と火災予防についてということで、実は私、今回、最新号のAIRAview号あるんですけれども、そこの19ページに答弁が書かれておりまして、これが出るのが分かっていたら、この質問はしなくてよかったかなというふうに思いました。 実は、私の友人が、コロナが始まった頃に、路上で人が倒れているのを見かけまして、仕事中だったんですが、車を止めて救命というか、119番に電話をして、そして、救急車に乗せていっていただいて事なきを得たんですが、実は、その倒れた方が感染者だったんです。 それで、これは危ないということで、その方には2週間仕事を休むようにということが保健所から言われまして、大変困られた。本当に駆け寄って、善意がそういうことになって、しょっぱなでしたから、そういった体制もできていなくて、大変なご苦労されました。2人だったそうで、1人はお子さんをお持ちの方だったので、その日はすぐ保育園に電話をして、母親と会わないような体制、大変なご苦労されました。 今、答弁を聞くと、非常にしっかりと救命をするときのポイント等もまとめてございます。あえてでございますけれども、どのようなことに注意をしてというふうに考えればよいでしょうか。広報を読まれれば、市民の皆様ご理解いただけると思いますが、あえてお示しください。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 新型コロナウイルス感染症が国内でも発生し、流行する前ですが、令和元年12月には、消防本部のほうでは感染防止マニュアルを改定いたしまして、マニュアルを隊員間で共有し、PPE──個人防護服のことですが、脱着訓練などを行っております。特に脱衣時の感染リスクが高いことから、主に脱衣訓練を実施しております。 また、後々の検査で陽性が発覚することもありますので、未然に二次感染が起きないように、全事案に対しまして、全職員が新型コロナウイルス感染症を疑った対応を行っております。 消防本部としましては、全職員が新型コロナウイルス感染症を正しく恐れることが大事でありますので、最新の情報を提供、共有し、活動を行っているところであります。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 発症から3年目を迎えておりますが、本市の消防本部の職員の皆様は、一致団結して本当に早くから体制を整え、まさに感染されている方と向き合うことも多いわけですので、敬意を表しながら、襟を正しながら再質問をさせていただきたいと思いますけれども、やはり職員に対しては、メンタル面も大変気をつけておられるんですね。アンケート調査を実施して、結果の検証まで行い、そしてまた、いろいろな対応をされているわけですけれども、消防長、押しなべて職員の皆様、お元気に活躍されているようですが、ちょっと心配な状況とか、そういったことは、この2年間なかったでしょうか。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 この2年間心配なことと言いますと、やはり職員並びにご家族の方が感染しないかということが一番心配事であります。 ただし、もし感染者、濃厚接触者が出た場合には、消防にとりましては、勤務体制を見直さないといけないということにもなってまいります。そのために、BCP、感染症に特化した消防本部のBCP──業務継続計画を策定しているところであり、今では、その計画にのっとって対応しているところでございます。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 先ほどの救命についてですけれども、やはり呼吸の確認のときには顔を近づけないようにしようとか、本当に市民に対して、職員の体制をしっかりしながら、市民に対してもこのような記事を載せていただいたということは、とても大事です。 その中で、同じページに、ちょっと関連でなってしまうんですけれども、私12月に女性に配慮したAEDの使い方を質問させていただきました。何と年内のうちに、姶良市の公共施設に置いてあるAED全てに、女性に配慮するための布が設置されております。説明書も一緒に添えてございます。 また、小中学校のほうにも、そのように設置をされたということで、素早い対応、このコロナ禍で大変な状況にある上に、こういった細かい配慮も事業として進めながら、消防の皆様が取り組んでいただいている。これも市として動画をつくっておられます。それも案内が書いてありまして、QRコードを読み込むと、その動画に飛んでいくようで、姶良市オリジナルで動画をつくられた。私も拝見させていただき、姶良市というマークがついた職員が、実際にその布を使いながら手当てにあたっている姿を見ることができまして、感動しているところでございます。 動画をつくるようになった経緯、その辺について少し、これは多分、鹿児島県内では初めてではないかなというふうに私は思っているんですけれども、その辺はどうでしょうか。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 議員のほうから昨年12月ですか、一般質問をいただきまして、私のほうでもいろいろ全国の消防本部の取組等をインターネットで調べたところ、女性に配慮した動画を出している消防本部がございまして、何とか姶良市でも、そういったのを撮れないかということで、担当のほうですぐ準備に取りかかって、今回、動画を出させております。 これはAEDを使った心肺蘇生法になりますが、女性に配慮した部分と、後半の部分はそういった動画になっておりますので、ぜひ皆さん、ご覧いただければというふうに考えております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 本当にこんな忙しい中で、こういったこともしっかりと取り組んでいただいている、感動いたしました。ぜひ市民の皆様も、QRコードでこれを見ていただきたい。女性消防吏員の方が実際にあたられていて、姶良市でも女性吏員を増やしなさいという話も出ているわけですが、そのこともしっかりと活動されている模様も入っており、私はこれを大変誇りに思っております。ぜひ市民の皆様、ご視聴ください。 姶良市では、消防のほうでは、子どもたちに向けての救命士の講習ということも、こども消防士育成プロジェクトだったと思いますけれども、現在、残念なことに、コロナで延期とか中止とか、これがちょっと続いていたように思うんですけども、こちらの取組は現在どのようになっておられますでしょうか。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 こども消防士育成プロジェクトにつきましては、ご存じのとおり、新型コロナウイルス感染症の影響で、令和2年度におきましては、10月に延期しまして開催したところであります。今年度も2回延期をしまして、現在のところ、3月に開催予定としております。 今年度も昨年度同様に、参加者には2週間前からの健康チェックシートを提出していただき、訓練前の手指消毒の徹底、マスクの着用、さらに使用する部屋も3密を回避して実施するように計画しております。 また、オミクロン株に代わりまして、小児等、子どもの感染も増加しておりますので、感染防止対策は万全を期して実施してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) そもそもこの事業というのは、どこのまちでもやっていることではないですね、子どもに対する。これは大きなキャリア教育にもなると思っておりまして、まずは教育委員会との連携から進んだ事業だと思っております。 教育委員会としては、こども消防士育成プロジェクト、本当コロナ禍の中で、今、子どもにも感染が広がっているので、細心の注意も払いながら消防も進めておられますけれども、教育委員会としては、このプロジェクトをどのように見守っておられますでしょうか。 ◎教育部次長兼学校教育課長(前田浩二君) お答えいたします。 教育委員会としましては、やはりこういった身近な職業に触れるという、先ほど議員も仰せられたキャリア教育の視点、そして、やはり市民の命を守る、そういった消防の仕事に触れるということ、将来の子どもたちの自立に向けて、社会貢献をするような気持ちを育てていくのではないかと期待しているところでございます。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) この事業も、私は大変誇りに思っております。まずは、それを受け入れてくださった教育委員会にも敬意を表したいと思っております。 実は、同僚議員のお子さんも小さい頃から消防に憧れて、そして、その夢を果たされて、今年の4月から福岡市の消防局で消防士として、社会人として一歩を踏みだされております。小さい頃からの憧れの職業であったり、こうなりたいということが、子どもたちはコロナ禍の中でも粛々と成長しております。粛々というのはおかしいんですけど、確実に成長しております。こういったことをきっちりと子どもたちに提供していく、この消防の取組をさらに後押ししていただくことを期待しております。 それでは、春の全国火災予防運動の取組に入ります。 いよいよこのイベント、イオンでも一日消防長ということで、招きながら取り組んでいかれるようでございます。一日消防署長ですね。委嘱して、イベントも控えておられるようでございますが、やはりコロナ禍になっての火災の状況、コロナ禍と関係があるのかないのか分かりませんけれども、この2年間の火災をどのように振り返っておられますでしょうか。 ◎消防長(米澤照美君) お答えいたします。 この2年間の火災の状況ということで、消防のほうでは国への報告等が年中締め、1月から12月までの締めになっておりますので、年中でご報告いたします。 令和元年におきましては、ご承知のとおり火災多発非常事態宣言等もありまして、結果的に39件の火災の件数となっております。令和2年中では22件、令和3年では29件の火災件数となっております。 また、火災の発生の原因等につきましては、鹿児島県の状況を見てみますと、出火原因は第1位がたき火、第2位が火入れ、第3位がコンロの順となっており、また、姶良市の状況を見てみましても、火入れが一番多く、その後はコンロ、たき火、電気機器等の出火原因となっているようであります。 あまり出火原因には変化は見られていないというふうに判断しております。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) 理解できました。本当、でも火災がゼロになることはなく、今、消防長のご答弁で、そうでした、そうでした、令和元年は9月段階で、たしか32件に達しておりました。その後、7件ぐらい続いたということになるわけですけれども、本当に初の火災多発非常事態宣言も、これは歴史に残る、記憶に残ることでございました。後は粛々とあっているわけでございますが、やはり今回の──去年からなのかな、統一防火標語「おうち時間 家族で点検 火の始末」これがテーマになっているようでございます。 ステイホームで、おうち時間が増えております。市民の皆様への意識啓発に新たなアピールを加えながら、火災のない、出初め式も終わったばかりではございますけれども、本当に火災のない姶良市、災害のない姶良市になることを願っております。 消防の皆様も、紛れもなくエッセンシャルワーカーでございます。消防長も、この3月に退職を控えておられます。こちらの財政におられた消防長が消防に行かれたときには、かなり私たちもセンセーショナルな感じで、その人事異動を見守ったものでございますが、退職にあたり、命を守る最前線の消防の皆様に対する思いというものを、もしよろしければ聞かせていただけませんでしょうか。(発言する者あり) ○議長(谷口義文君) 新福議員、退職のですか。(発言する者あり)退職に向けてのですか。 ◆1番(新福愛子君) 分かりました。では、省略いたします。 それでは、最後の質問に入ります。 誰ひとり取り残されない投票環境の向上に向けてということで、今回いよいよ初めて、コロナ禍での市長選挙、市議会議員選挙が間近に迫っております。本日は、私がこのことを質問したことで、選管の小倉委員長にもお出ましをいただき、しっかりと答弁をしていただきました。感謝申し上げます。 衆議院選挙も投票率が上がりました。大変な、今回も若い方々がたくさん立候補されますので、投票率も上がるんではないかなというふうに私は思っております。 その中で幾つか再質問をさせていただきたいんですけれども、やはり期日前投票というのは、年々上がっているように思うんですけれども、その状況というのはいかがでしょうか。 ◎選挙管理委員会委員長(小倉章君) 事務局のほうから答弁をさせたいと思います。 ◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) 選挙管理委員会事務局長の福留と言います。よろしくお願いします。 今、議員ご質問のあった期日前投票ということですが、今回は期日前投票、全員で1万5,571人ということで、投票者数の40.19%でした。選挙人名簿登録者数から言うと、23.54%だったんですが、投票した方のうちの40.19%は期日前投票をされた方ということになります。 前回なんですけれども、前回、平成29年10月22日ですが、このときは1万6,320人、ちょっと多くなっておりますけれども、このときの投票者数から見た期日前投票のパーセンテージは44.56%。前回のほうがちょっと高めということでした。 以上です。 ◆1番(新福愛子君) この期日前投票が当たり前のように、約半数近くの方々が実際の投票日よりも前に済まされるわけですので、特段の配慮が必要ではないかと思っております。混雑する時間帯とか特徴がありますか。 ◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) お答えいたします。 混雑する時間帯はあります。ただし、この混雑する時間帯というのは、雨が降ったりですとか、あと施設の方がバスで来ることがありますので、人数を多めにかけて、そのときに混雑するときがあります。 ただ、その場合は、前もって施設の方と連絡を取り合って、そのときだけちょっと職員をふやすとか、そういった対策を取っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(谷口義文君) 局長、答弁されるときには手を挙げて、挙手をして、声を出して発言してください。(発言する者あり) ◆1番(新福愛子君) 了解いたしました。 以前、私は移動式投票所、伊佐市が実際しておりますけども、車の中に投票箱とか全て乗せて、投票所が少なくなってしまった中山間地域の皆様の投票環境を守るという意味で、この質問をさせていただき、答弁的には暗い答弁ではなかった。うちもやっぱり中山間地域を抱えておりますのでよかったんですけれども、これはその後の調査の進捗状況、そしてまた、こういったことが本市で取り組まれるかどうか、どうでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) お答えいたします。 伊佐市のほうなんですが、これ移動支援の投票という形になっているようでございます。期間といたしましては、移動入場券の到着に合わせて15か所を3日間で回っていると。契機といたしましては、令和元年に廃止された投票区の自治会のうち、実績のあった自治会を対象に実施していると。1か所当たり1時間という形で回っているということでございました。 伊佐市を含めて移動支援を行っている市は、投票所の改変や合区が契機になっているところが多いようでございます。 形態といたしましては、県内で7市で実施、移動投票所は4市で実施、移動支援というのが3市で実施ということになっておりまして、伊佐市のほうは、人員の確保に大変苦労されているというようなところでございました。姶良市でも、人員確保が障がいになっているところでございます。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 誰ひとり取り残さないという意味では、きめ細やかな取組というのは、絶対姶良市にも必要ではないかというふうに思っております。実現できない最大の要因は何になりますか。 ◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) お答えいたします。 やはり人員確保というところが、ちょっと障がいになっているのかなというふうに思っているところでございますが、今回調べました移動支援の中で、ある選管なんですが、合区、廃区になった投票所、そちらのほうにタクシーで送り迎えをするというような移動支援もあるということでございました。 これにつきましては、必要な人員というのをそれほど必要としませんので、こういったものも調査しながら、深く調査しながら、検討していきたいというふうに考えたところでございます。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 中山間地域にも高齢者が増えております。投票所に行く機会、みんな等しく1票ずつ持っております。こうしたタクシーでの送迎とか考えていかれるということでございますけれども、市長、この辺の取組、いかがでしょうか。大切なことだと思うんですけれども。 ◎市長(湯元敏浩君) 投票率を上げることや、投票をする環境に差があってはいけないということは当然のことであって、そのようなことが合法的に、またほかの負担にならないようなことであれば、進めていくことは可能なんじゃないかなと思っております。 ◆1番(新福愛子君) 思わず自分が濃厚接触者になって、投票期間に行けない。ちょうど、すっぽりそこに待機が入ってしまったという可能性も、誰でも可能性としては出てくるかもしれません。そのような広報はどのようにされますか、事前に。 ◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) お答えいたします。 結果論から言うと、濃厚接触者は特定郵便とか、冒頭で出ました郵便の対象にはならないということになります。 広報なんですけれども、一応この特定郵便を使われる方については、総務省のほうでホームページで広報しておりまして、特定郵便のやり方というビデオもつくって流しているようでございます。県のほうでも、同じような形でつくっているところでございます。 また、市のほうにつきましても、特定郵便の方はということで、項目を設けて広報しているところでございます。 以上でございます。(発言する者あり) 濃厚接触者の方は、たしか、ちょっとお待ちください。特定郵便の投票の対象とはされていません。濃厚接触者は投票のために外出することは、不要不急の外出には当たらないという形になっているようでございます。 ただし、濃厚接触者ですので、できれば私ども選挙管理委員会に前もって連絡をいただいて、対策を取って投票させていただきたいというふうに考えているところでございます。 ◆1番(新福愛子君) そのこともしっかりと周知する方法、どのようにされますか。 ◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) 今のことにつきましては、総務省のホームページには出ているところなんですが、姶良市のホームページには出ておりません。この辺りも含めて、ホームページのほう、広報していきたいというふうに考えております。 ◆1番(新福愛子君) ホームページはなかなか行き届かない部分もあるので、またもうちょっと具体的に検討されることを要請しておきます。 1点、これ関係ない部分になるかもしれませんけれども、今回から私たちは、立候補される方は、市議会議員は1人4,000枚という法定ビラ、告示の日から配れる法定ビラをいただくことになります。それには証紙を貼ります。立候補の届けをしたときにいただくようになっているわけですが、当日になると大変慌てます。 霧島市さんは、事前審査のときに既に渡されたようです。そして、当日はスムーズに動けるようにされた。そしてまた、指宿市さんも2日前に証紙を渡されたというふうで、ぜひ姶良市もそれをしていただけたら助かる。市長さんに関しては、1万2,000枚もあります。いかがでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長(福留真司君) お答えいたします。 今ご質問のあったビラの証紙の件なんですけれども、間近に選挙のあった8つの市と県、合わせて問合せを行っております。8つの市のうちに、事前に配付している市が、先ほど申されました2市でございます。あと6つの市と県は、立候補届出が受領された後、配付しておるということでございます。 この選挙運動用ビラについてなんですけれども、選挙運動用ビラについては、選挙管理委員会が交付する証紙を、ご存じのとおり貼るようになっているところでございます。 また、ビラを頒布できるのは、選挙運動のできる期間ということになります。選挙運動のできる期間というのは、立候補届出が受理されてから投票日の前日までというふうになっているところでございます。ご指摘のように、立候補届出前に証紙を交付してしまうと、選挙運動期間より前に配布できてしまうという状態になってしまいます。 また、これがもし頒布された場合が、選挙管理委員会の対応も問われかねないというようなことになってくることが予想されます。 選挙管理委員会としては、このような状態を避けるために、事前交付は行わないことというふうにしたところでございます。 以上でございます。 ◆1番(新福愛子君) 選挙事務所も手狭であったり、また人数も皆さんですると密になる可能性もあります。コロナ対策としても、前向きに考えていただければと思います。 今回、BCP、各分野にわたってしましたけれども、姶良市はしっかりとできているというふうに認識してもよろしいでしょうか。最後に市長の見解を問い、終わります。 ◎市長(湯元敏浩君) 人の安心安全を守るというのは、行政のみならず、民間も一緒にやっているこのごみ問題、そしてまた消防も先見事例を持ちながら、積極的にそのことを対応しているという職員意識改革の基になっている。 そういったことを含めますと、このコロナ禍の中にあって非常にいろいろな制限の中で、姶良市が将来、成熟に向けた成長に向けての職員の意識改革、また、民間と一丸となった姶良市を安心安全で守っていくというところの萌芽が見られているのではないかと私は思っておりますので、非常に心強く思っております。 ○議長(谷口義文君) これで新福愛子議員の一般質問を終わります。ここでしばらく休憩します。10分程度とします。(午後2時12分休憩) ○議長(谷口義文君) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時23分開議) ○議長(谷口義文君) 一般質問を続けます。 次に、15番、吉村賢一議員の発言を許します。 ◆15番(吉村賢一君)     登      壇  こんにちは。本日、最後の一般質問になります。議席番号15番、市民くらぶの吉村賢一でございます。38回目、通算しましての一般質問になります。1回も休んでない、それだけが自慢できるところです。ただし、中身のほうは、なかなか質問してもうまくいっていないところ、あるいは、検討していただいてはいるけど、回答が返ってきていないというところがございます。 その辺も含めまして、本日は総括して質問させていただきたいと思います。それから、自治会の在り方、ごみ処理については、自治会長、多数の方にお手伝いいただきましたことをここで感謝申し上げます。 では、本題に入ります。 1、自治会の在り方。 自治会の加入率については、まちの規模が大きくなるほど低下する傾向にあります。 安心安全のまちづくり、治安・防災に強い共助のまち、高齢者に優しい、あるいは子どもが楽しい地域づくりはどうしたらよいものか。 会派、市民くらぶとして、任期4年のテーマとして選んだのが、市民に身近なごみ問題でしたが、結果的に自治会活動とも大きく関連するものでございました。 そこで、まず自治会の在り方を追求するとともに、その中でごみ処理の課題を整理することはできないか、また地域の要望に応える行政の在り方について問いたいと思います。 (1)まず自治会は必要かどうか。 (2)加入率は年々減っているが、これによる弊害はないのか。また、この現状をどのように考えているか。 (3)自治会の役割として最低限求められるものは何か。 (4)アパート、マンション等の居住者に対しても、最低限の負担金を求められるよう、大家さんもしくは不動産業者に市から呼びかけはできないものかどうか。 (5)未加入者は自治会員の頑張りに「ただ乗り」という声もあるが、いかが思うか。 (6)行政事務委託員は全市民にお知らせを届けられているのかどうか。 (7)コミュニティ負担金各戸200円ほか各種の負担金が自治会の会員に課せられているが、これは全て必要かどうか。 (8)今後の自治会の在り方としてどのようなことを行政は考えているか。 2、ごみ処理の在り方。 (1)ごみ置場の管理者は誰になるか。 (2)市の指導では自治会未加入者でも使っていいのか。 (3)役ができない、共働きなどで自治会活動の参加が難しい市民であっても、せめてごみ当番は行う準会員制度の事例を市は紹介すべきだと思うがどうか。 (4)薩摩川内市は未加入者のため、旧町単位で市直営の可燃ごみ捨場を確保しているが、姶良市も自治会の準会員にすら参加したくない市民のためには、市営のごみ捨場の用意を考えたらどうか。 (5)生ごみの処理について市が行っていることは何か。 (6)中山間地域においては、ネット・箱対応について、今の補助で不足するので市が直接準備できないか。 (7)未加入者が増えて会員に負担が多くなる。ごみ処理全般を市で行えないものか。 3、身近な公共事業。 (1)道路・側溝・排水など環境整備にかかる要望が多い。今どのような案件が幾つ上がっているのか。 (2)上がっている要件に対して、いつまで行うという年限を切って答えているか。 (3)要望に対する回答として、ある程度実行できる目標年限を提示できないものか。 (4)以前から土木の保守管理維持事業の当初予算化を要望しているが、その後の進捗はどうか。 あとは一般質問者席から行います。 ◎市長(湯元敏浩君)     登      壇  吉村議員のご質問にお答えします。 1問目の自治会の在り方についての1点目から3点目まで及び5点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 自治会は、同じ地域に住む人たちが、様々な活動を通じて、交流・融和を図り、安全で快適に生活することを目的とした任意の団体であり、住民にとっても行政にとっても重要な存在であると認識しております。 自治会への加入者が減少傾向にあることについては、多くの自治体が抱えている共通の課題であり、それは本市においても例外ではなく、例えば、自治会役員の担い手不足やイベントの実施、見守りなど、自治会運営や活動に苦慮されているとの現状を伺っております。 その一方で、住民の中には、様々な事情により自治会へ加入はしていないものの、住環境保全のため、地域の清掃活動やごみステーションの維持管理に参加されている方もおられます。 また、自治会の中には、子育て世代にあっては、子ども会行事への参加を通じ、自治会活動を知ってもらうなど、加入促進の工夫をされているところもあります。 4点目のご質問にお答えします。 現在、市におきましては、アパートなどを管理する不動産事業者等に対し、入居される方との契約の際に、自治会への加入を勧めていただけないか検討しているところであります。 6点目のご質問にお答えします。 行政事務委託員に委託している事務は、広報紙や行政文書、公共的なお知らせの配付などであり、自治会員のほか、当該行政事務委託員から報告のあった世帯には配付をしております。 また、広報紙は、各種情報と併せてホームページに掲載するとともに、市内の公共施設やコンビニエンスストアに配置しているところであります。 7点目のご質問にお答えします。 本市の防犯暴力追放協議会や衛生協会など、市民が会員となっている団体は、行政による地域住民へのサービスが届きにくい部分や、行政事務を補完する形で地域住民と自治会同士の助け合いで支えることを目的として組織されており、会費についてもそれぞれの会則等で定められております。 これらの団体にかかる会費等の在り方については、当該団体で協議・決定されるものと考えております。 8点目のご質問にお答えします。 自治会は、地域に住んでいる方々が、住み心地や住みやすさをいかによくしていくかを創意工夫しながら考え、そして実行され、今に至っているものと考えております。 本市は、令和2年の国勢調査の結果を見ても、県内19市の中で、唯一人口が増加している自治体であり、これまで姶良市と深い関わりがなくとも、様々な方が移り住んでこられています。 その中には、姶良市で生まれ、また、幼少期から育っていく子どもたちもおり、その子たちにとっては姶良市はふるさとになります。 このように新たに移り住んでこられた方々から「姶良市の住み心地がいいよ」と言っていただければ、また、姶良市に新たな縁や興味を持つ人たちが増えていくことになります。 こういった方々を迎えるお住まいの自治会、そして子ども会など、地域の方々の温かい気持ちが、地域自治の広がりや地域の一体感の醸成に必要なものではないかと考えます。 市としましては、今後とも、自治会運営や自治公民館設備等にかかる財政的支援をはじめ、多方面から支援に取り組んでまいります。 次に、2問目のごみ処理の在り方についての1点目から4点目までのご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 姶良市一般廃棄物の処理及び清掃に関する条例において、市民の責務として、市民は市で指定するごみ袋で、あらかじめ指定された収集場所に搬出しなければならないとしており、収集場所であるごみステーションの管理・運営については、自治会員をはじめとする住民主導での協力により維持管理を行っております。 市としましては、自治会加入の推進を図る立場から、準会員制度の積極的な案内や、未加入者専用のごみステーション設置については有効ではないと考えております。 ごみの搬出についての問合せに対しては、まず、ごみステーションの設置及び周辺の清掃などは、自治会員の協力により清潔に保たれていることを説明し、自治会加入を推進しております。 しかしながら、やむを得ない理由により加入ができない場合には、自治会長に相談していただくことをお伝えしております。 5点目のご質問にお答えします。 市としての生ごみの処理については、一般廃棄物として適正に処理することや、減量化を図ることと考えております。 そのことから、現在、市衛生協会と連携し、手軽に家庭でも取り組める段ボールコンポストによる生ごみ減量のモニター募集を計画しているところであります。 また、市衛生協会では、電動生ごみ処理機の購入補助に取り組まれており、市民の生ごみ減量対策の一助となっていると考えます。 6点目のご質問にお答えします。 木製のごみステーションの設置・修繕に対しては、製作に必要な原材料一式を市から支給しており、金属製ボックス設置やネット等の購入については、市衛生協会が行う補助制度を活用することが可能であります。 この補助制度は、令和2年度から補助率が3分の1から2分の1となり、上限額についても金属製ボックス等は3万円から5万円、ネットは3,000円から5,000円に増額となっており、自治会の負担軽減が図られていると考えております。 7点目のご質問にお答えします。 ごみを処理するためには、収集・運搬・処分など様々な経費が必要となりますので、先進地の事例を参考にしながら調査・研究してまいります。 共生協働の観点からも、市民の皆様には引き続き協力いただきたいと考えております。 次に、3問目の身近な公共事業についての1点目のご質問にお答えします。 環境整備にかかる要望につきましては、電話や窓口、パトロール中などに様々な要望を多くいただいております。 そのうち、合併後、建設部に要望書としていただいているものが891件あり、道路の補修や樹木の伐採、雨水排水対策などの要望が多い状況となっております。 2点目と3点目のご質問につきましては、関連がありますので一括してお答えします。 要望に対するお答えにつきましては、要望内容が施設の種類だけでなく、規模や実現の可能性など大小様々であるため、費用や導入する事業の種類など、不確定要素が多いことから、一概には実際の年限をお示しできておりません。 今後も、要望の実現に向けた取組状況について、現地立会いや説明する機会を増やすなど、要望された方々の思いに寄り添った対応を徹底するとともに、特に緊急性の高い案件などについては、可能な限り年限をお示しし、迅速に対応するよう努めてまいります。 4点目のご質問にお答えします。 土木費の維持に関する予算につきましては、当初予算において委託料を計上させていただいております。 以上、お答えといたします。 ◆15番(吉村賢一君) 1番、(1)の自治会は必要ですかということに関しては、必要だという回答だろうというふうに解釈される回答かなと思うんです。 じゃあ、それについて、実際にどのように加入を促進させているか。これについては、窓口でもるる丁寧にやられているかと思うんです。 しかし、じゃあそれで効果が出ているかどうか、その辺なんです。つまり、合併当初はたしか79%、以前でしょうかね。それで現在はもう70%割って69%ぐらいではないかと思うんです。その正確な数字が分かればその件と、それから、実際にじゃあ、加入について促進をしているけど、どういった形で効果が出ているか、お示しください。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 まず、後段のほうの自治会加入率ですが、令和3年5月1日現在の加入率は、現在79.14%となっております。平成26年の自治会加入率の調査結果では86.06%でしたので、この間で7%程度落ちてきているということになります。 次に、前段のいわゆる自治会加入の促進に向けてということですが、これまでも一般質問等で質問いただきまして、企画部、市民生活部のほうでこれまでやっている窓口対応での説明でありますとか、自治会連絡協議会を通じての意見交換、あと、のぼりを立てたり、いわゆる効果の上がっている自治会の取組事例をほかの自治会の皆様にご紹介したりと、そういったいわゆる地道な努力は続けてきておりますけれども、現状、結果としては、自治会加入率は減ってきているという状況になろうかと思います。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 自治会に今、加入率についてはかなり高いように受けますけど。現実には、これは自治会長からの報告をそのままうのみにしてやっていますんで、本当にそうかというのは、遠いのか、あるいはアバウト、そんなものなのかなということではないかなと思うんです。 26年の第1回、8年前なんですけど、自治会長という役職があるので、もう自治会をやめられると。つまり自治会長になる順番が来るとやめてしまう、その人たちは半永久的に入らない、戻ってこないというのが多いわけなんです。 ですから、そういったことを踏まえて、じゃあ自治会長の職務を減らせないかというふうな質問をさせていただいたんです。それで、今の状況ではそういう自治会長の成り手の確保は難しいんじゃないかと。妙案はないかということに対しまして、その当時は、今回、校区コミュニティを組織すると。その中で直接、その校区コミュニティの方がということでしょうね、その中で直接行政に出ていってもらうと。そうすると自治会長そのものはそういった出席の回数的なものは少なくなっていると。ですから、今提案しているコミュニティをしっかり築き上げていくことが、自治会長さん方の負担も少なくなっていくと思うというふうな回答をもらっています。もう5年以上前のことですけど。 コミュニティができて、自治会長は楽になったと思われますか。 ◎企画部長(髙山八大君) まず、コミュニティ協議会は市のほうで組織した団体となります。当然、行政とコミュニティ協議会は連携をしながら、市の行政でありますとか、地域の課題について意見交換をして共有をしている場でありますけれども。校区コミュニティ協議会の中で、様々な問題を校区で解決しようとしたときに、当然その地域の中にある各自治会の状況、それを具体で聞くことができるのは、現時点でやはり自治会長さんということになるでしょうし、そういった部分で、自治会長さんの業務が、校区コミュニティ協議会ができたということをもって大幅に減ったということにはならないかと思います。 ただ、考え方としては、いわゆる校区コミュニティ協議会のほうで様々な地域の課題を知ることができた、それを行政につなぐことができる。そういった意味では、できたことによって、より行政とのパイプは強くなったものではないかなと考えております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 例えば、行政からコミュニティに出かけていって説明をするとか、あるいはリモート会議というか、そういったことは考えられないのか。以上。 ◎企画部長(髙山八大君) 今現在でも行政のほうからコミュニティ協議会のほうに出向いて、それぞれ行政側からのお知らせでありますとか、協力のお願いでありますとかはやっております。 あと、リモート会議という部分では、これはちょっと具体が違うかもしれませんが、コロナの交付金を使いまして、各コミュニティ協議会と、本市でありますと地域政策課のほうで、いわゆるリモート会議のできる環境は整えておりますので、必要に応じてリモート会議による会議等はしておるところです。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) ある自治会長の動きを見ています、年間。そうすると、大体自治会長の動きとして、文書回覧、それからごみ収集日のパトロール、あるいは買物、電話連絡、要望等、各種資料の作成。そういったのを入れますと、あと校区コミュニティもあります、美化作業もあります。実質150日以上、年間大体縛られています。もちろん2時間ぐらいで済む案件もあるかもしれませんけど、そういったのに当然その日1日空けとかなきゃいけないということになるわけですから、それだけの日数が負担が自治会長にかかっているわけですよ。 それを楽にするためには、もう一つ考えられるのは、行政からの情報、例えば転出入、あるいは死亡とか、そういったの。あるいは、高齢者の敬老会をやる際に、そういった誕生年月日が分からないと。そういったのもいちいち仕事として入ってくるわけです。そういうのは行政としては知り得るわけで、それを知らしてやれれば、自治会長も非常に楽になるというふうに思うんですが、いかがですか。 ◎企画部長(髙山八大君) 確かに議員仰せのとおり、自治会長さんのお力に頼っている行政の部分というのは多分たくさんあろうかと思います。 今、議員が後段のほうで申されました、いわゆる住民異動情報的な部分については、お気持ちは非常によく分かりますが、私どもも法の下で仕事をしている立場から、いわゆる個人情報の保護という観点でそれはできないということは、もうこれ以上前向きな回答はできないところであります。 あと、自治会長さんのいわゆる業務の多忙さという部分は、ちょっと私ごとになりますが、私も自治会長をした経験がありますので、よく分かっているつもりであります。 ただ、全てを自治会長さんだけがするのではなくて、これはもうほかの自治会でも様々なやり方というものがあろうかと思いますけれども。自治会長でなくてもいい会合であれば、副会長もしくは会計、もしかしたら班長さんでもできる業務もございますし、そういった部分で、自治会の規模とか役員の数とかそういったもので、いわゆる役割を分担するということで、より自治会長お一人の負担を減らしていくというやり方はあるのではないのかなと。 これはどこの自治会でも考えておられることかもしれませんが、そういったところで、そういったやり方で、負担を少しでも減らしていくという努力はされているのではないかなと思っているところです。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 例えば、今言われましたことでも、自治会長が何をしているかというと、例えば、ごみステーションの維持管理なんかも自治会長が主にやっている。 それで、この回答のほうで、ごみステーションの維持管理に参加されている方も、未加入者においていらっしゃるということでした。実際、アンケートでも幾つかの、たしか30足らずだったかと思うんですけど。全体、返ってきた回答が205としますと、そのうちの30ほどは、一部、ある班では未加入者も参加しているというのはありました。 でも、考えようによっちゃあ、1割ぐらい、1割強という感じのところが参加している。ですから、未加入者というのは、もう全然ここの中ではあんまりカウントされないというか、機能していない状況があります。 それで、まず、そこでもう少し行きますと、自治会の役割として最低限求められるものは何かということに関しては、非常に大きなくくりで回答があったわけなんですけど。 私なんかは、例えば大きいものですと困り事の相談、大きいものというか、日常的によくあるのは美化作業だとか、あるいはごみ処理、それから行事があるとか、そういうことでしょうし、根底的には防災防犯、安心安全なまちを維持していくということになるかと思うんですけど。そういうふうな解釈で私は思っていますが、それについてはどう考えられますか。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 まず、自治会といいますのは、私が言うのもあれですけれども、その地域に同じく住まうことになって、その方たちがご近所同士でお付き合いをすると。そういった意味では、自治会の存在意義に、いわゆる利便性であるとか、機能であるとか、そういったもの以前に、まずは近くに住む方々の人としてのお付き合いだったりとか、融和であったりとか、まずそういったものがスタートですけども、それが一番やはり大事なのではないかなと。顔の見える付き合いというものが必要ではないのかなと思っております。 そういった方々が、自分たちの地域をよくしていくためにはどういったことに取り組めるかなとなったときに、議員の申されるような、様々な自治会として取り組める役割、機能というものが出てきているのではないかなと考えております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 4点目のほうに行きますが。アパート、マンション居住者に対しては、いわゆる自治会の加入を勧めていただけないか検討しているところでありますと。 その検討の中身を知りたいと思うんですが。例えば、防犯灯、美化作業、衛生協会は自治会で負担しているわけですね。ごみ置場についてはアパート、マンションでしっかり設置、管理してもらいたいというのは通常あると思うんですが。 それ以外、先ほど言いましたようなことがあります。役割は何か別として、何らかの形で自治会に加入してもらいたいというふうに思っております。 それで、この検討の内容はいかがなことをやっておられるでしょうか。 ◎企画部長(髙山八大君) 今現在、地域振興課のほうで、いわゆる不動産を取り扱います大きな団体、現時点では全日本不動産協会でありますとか、県の宅地建物取引業協会、こちらの方々と、いわゆるその不動産事業者が管理をしている物件を賃貸もしくは購入というお話があったときに、市のほうで準備をします自治会加入のチラシ等を提示していただいて、地域の自治会に加入していただけるようお願いをしてもらうという、そういう入り口のところで、転入者の方々に自治会加入を要請してもらうということができないかというところの協定を結ぶということで、今現在、研究をしているところであります。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 先ほども自治会に入っている加入率を言っていましたけど。いわゆる自治会に入らない、未加入者の方というのは、ごみ捨場にごみを置くのはもう当然の権利なんだという言い方。それから街灯についても、そういうことは、それは勝手についているんだという感じの考え方ではないかなというふうに見受けるんですけど。 いわゆる、権利と義務というのか、権利は主張される、いろんな意味で。だけど義務はやっておられないんじゃないかと。それについて、そういったことで声高に主張される、先ほどのごみの話等含めて、捨場の話として。 教育長に伺いたいんですが。この権利だけが声高に主張されます。学校での教育として、この関係はしっかり教えられているのか。地域で生活するということは、やはりお互いの助け合いであると。権利があって義務があるのか、義務があって権利があるのかは別として、生きることのそういう意義が教えられているのか。 それから、地域の子ども会の有用性とか、そういったこともきちっと教えられているのか。それがうまく教育の場でも抵抗なく地域に溶け込めるような、そういうことはなされているのか、分かりますか、意味が。(笑声)
    ◎教育部次長兼学校教育課長(前田浩二君) お答えいたします。 小中学校では、児童会、それから生徒会活動というのがございます。それぞれが一役を担いましてこの活動を進める。そういった意味では、現在学校で進めているキャリア教育、その立場に立ったときの自分の役割、こういったことを生き方指導として学んでおります。 これが行く行くは地域に帰ったときに、地域の役割、そういったことの自分の役割を自覚するという、そういったところにつながるのかと考えているところでございます。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) そこで、先ほどの企画部長のほうの答弁でもあったんですが、なかなか個人情報で云々というのがありました。 そこで、自治会長にやはり転出入の情報は知らしてほしいと。なぜならば、そこで誰があの家に住んでいるのか分からない、誰が引っ越しして来たのか、本当に引っ越しして来たのか、いつから住むのか、住んでいるのか。そういった意味ではきっちり、やはり不審者とみなされてしまうわけですよ、訳が分からない人が来るわけですから、挨拶もなしに。そうした場合に、地域の和といいますか、雰囲気的に、あの人は大丈夫なんだろうか、そういう不安が出てくるかと思うんですね。 そういったのに対して、やはり、こういう人が行きますよと。だから、当然窓口でも、やはりそこで、ある意味同じ市民ですから、同じ地域に住むには、こういう人が行きますよということを知らせますよというのを、窓口できちっと新しい転入者に説明して、お名前を自治会長に知らせておきますのでねということで知らせていただきたいと思うんですが、いかがですか。 ◎企画部長(髙山八大君) お答えいたします。 先ほども述べましたけれども、法の制限がございますので、今議員が望まれる対応というのは、現時点では行政としてはできないところであります。 ただ、いわゆる転入された方がどういった方かが把握できないと言われましたけれども、現実のところは、例えば自分の隣に新しい方が転入、転居されてきたということになりますと、まずそのお隣の方、ご近所の方が一番最初にそういう状況を把握することになりますので。その方が仮に自治会の方であれば、その自治会の方が自治会長にお話をするか、もしくはその方ご本人が、いわゆる自治会に入りませんかとか、そういったご近所同士のつながりの先に自治会加入につながるということは、現実としては多分あるのではないかなと思うところであります。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 先ほども言いました、例えば、コミュニティ負担金がありますよとか、あるいは衛生協会、防犯・暴追の負担金もあります、緑の羽根、赤い羽根もあります。こういったのを含めて、未加入者にはそれは付加されないわけですね。徴収されないわけですよ、未加入者からは。 ということは、市民の間で不公平があるんじゃないでしょうかね。自治会に入ってもらうのに非常に苦労すると。先ほどの数字が本当なら、すごくまだいいほうなんですが。でも、例えば7割、8割の人が負担しているけど、2割、3割の人は負担していない。そういった状況というのは不公平じゃないかなと思うんです。つまり、不平等ではないかなと思うんですね。 ですから、そういう義務的な経費というか、ある意味。衛生協会費、防犯灯、そういったのはもう市で徴収したほうが公平じゃないですか、いかがですか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 防犯暴力追放協議会、そして衛生協会員の会費につきましては、市内にお住まいになる世帯主を会員として、会費を収めていただいているものでございます。 それぞれの会によりまして活動をしているところですけれども、防犯暴追協議会はパトロールであったりとか、のぼり旗を立てたりしております。 一つの自治会ではできないことを、こうした連絡会のようなものをつくることで、自治会が大きな負担をすることなくこうした事業ができております。 衛生協会についても、やはりボックスの購入とか、ヤンバルトサカヤスデの駆除の薬剤とか、そういったものを補助するための会費にも使われているところであります。 やはり、不平等というところで言えば、それを解消したいという、解消しなければならないということも承知しているところでございまして。 これまで、この協議会の事業の見直しであるとか、そういったことを検討しながら、120円であった会費を80円に、150円の会費を80円に、そしてまた、協議会でしていた事業を市がするというような方法で、負担金の軽減は図っているところでございます。 今後に向けては、不平等というところも我々も認識はしているところですので、今後もまた軽減については協議してまいりたいと考えているところです。以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 確かに努力はされていると思います。 でも、もしそういうことであれば、もう全部市税で負担してしまえばいいんじゃないでしょうか。つまり、80円、70円というのをある特定の市民から取るということは、一つの差別になりますよ。つまり、2割、3割はもう取らないわけですよね。自治会という媒体を通して自治会員からだけ徴収しているわけですよ。そしたら、そこに不公平が、不平等があるんじゃないかということを言っていますが、いかがですか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 先ほども申し上げましたが、その不平等に関しましては、私どももそういうご意見があるということは承知しているところでございますので、今後また関係機関と協議してまいりたいと考えているところです。 ◆15番(吉村賢一君) 先ほど回答の中で、準会員ということは考えないということでした。 ただ、この26年の回答では、ごみ出し、防犯灯等代も含めて、自治会に入らなくてもその月の会費をもらっていると聞く、そういう啓発はできないかという質問をした際に、回答とすれば、役員の免除、作業の免除、そういった一人暮らしの方とか、事例等はまた各自治会にお示ししていきたいという回答があったんですよ。 ですから、今回いただいた回答とは少し違っているんですね、いかがですか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 今回、市が準会員制度を知らせるべきではないかというご質問でありましたので、市が積極的にご案内するものではないという意味でお答えしたものでございます。 前回、お答えした内容につきましても承知しております。 それは、個別のご相談があったときには、自治会に入らないというのではなくて、こうして自治会の方々が自治会活動をしてくださっているおかげで生活環境が保たれているんですよというお話をしながら、それでもやはり難しいということであれば、自治会によっては活動を半分にしたりとか、会費を半額にしたりとか、そういう制度もありますので、ご相談があった場合にはご案内していきますという意味で回答をしているところでございます。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) じゃあ次は、ごみステーションの管理について行きます。 ごみステーションの管理につきましては、これ自体は、ごみ集積所については自治会やマンション等の管理組合が設置、申請すると。生活ごみは法律でいきますと市町村が収集・運搬・処分しなければならないと規定されています。 そのため、自治体によっては、ごみ集積場を利用できない家庭を対象に、個別収集や専用の集積所の設置、清掃センターへのごみの持ち込みなどの対応を行っていますということで、直接運搬も可能なふうなケースもあるみたいなんです。ただ、こちらの場合は自治会のごみステーションに捨てなさいということなんで。 その辺については、もう、こういう、前も言いましたこのごみ分別辞典とか、こういう中で、ほかの市町村でも掲載している例がありますけど、いわゆるそこの地域の自治会がここを管理していますから、そちらにことわってくださいという文言を入れていただきたいと思うんですが、いかがですか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) 議員仰せのとおり、皆様に周知啓発をしたいと考えておりますので、今後のごみ分別辞典、そしてごみカレンダー、そちらのほうには令和4年度から文言を入れる予定になっております。 そしてまた、衛生協会と市が連携をして衛生協会だよりというのを作っているんですけれども、今度の2月15日発行、もう既に皆様のところにはお手元に届いているかもしれませんけれども、この衛生協会だよりにおいても、ごみステーションは自治会や地域の協力で衛生的に管理されています。あなたが出したごみ袋はルールが守られていますかということで、可燃ごみステーションの適正利用について記事を載せていて、これを班回覧とさせていただいているところです。 こうした形で、分別辞典もカレンダーも、また衛生協会だよりなども、皆さんの目に触れるところにそういった文言を入れていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) ごみステーションについては、今、市、行政ができることはそれだけかなとは思うんですが。現実には、これも先ほどの転出入情報じゃないですけど、窓口でなるだけきちっと、文書まで渡して口頭では説明されているということですが、やはりこのごみ置場の管理は地域の皆さんが一生懸命やっているんだということを、きちっと知らす。 それで、これはやはり同時に本当に自治会長にも、二重になりますけど、ぜひ話をしてもらいたいと。つまり、私はここに引っ越してきました、利用させてくださいということをきっちりもう約束していただくと、それぐらいして。ここは住みよいまちにしたいと、みんな地域全体でそういう環境美化も頑張っているんだから、ぜひ、協力してもらいたいと。 だから、すぐ引っ越したら自治会長のほうに出向いてもらいたい。いろんな手でやはり自治会長とつながりを持っていただきたいと思うんですが、いかがですか。 ◎市民生活部長(吉永惠子君) お答えいたします。 転入の際に、窓口のほうでそれぞれの課において、自治会長のご案内をしています。自治会長のお名前、電話番号、そしてごみカレンダーをお渡しする際には、ごみの場所は自治会長にどうぞお尋ねになってくださいというふうに、とにかく自治会長とつながるようなご案内を心がけておりますので、今後ともそういった形で周知を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 少しぶれるというか、非常に反対方向の話になるかもしれないんですけど。 一例としまして、東京都の武蔵野市では自治会はありません。ごみ置場もありません。ですから、そういった意味でのもめごとは一切ありません。ですから、その場合は各家庭の玄関口にごみを置けばいいということですね。自分ちの敷地内。分別が悪いときは注意書きがあって、置かれて、そのまま残されるということです。回覧はないけど、市から新聞という形で各種通知案内が届くと。 このいわゆる自治会がないので役員ももちろんない。全て市が面倒を見るシステムということで、街灯代の請求、あるいは寄附などの義務もないということで、これが絶対いいとか、そういうことではないんですけど。 というのは、すごく自治会に入る、入らない、それからごみ置場の問題というのが、だんだんだんだん私は増えていきそうな予感がするんですね。年間やっぱり1%ぐらい自治会員が減っていくという状況を見れば。それで若い人が入らないですね、若い人が。で、ごみ置場も当然、高齢者がだんだんだんだん年を取っていきます。従来の人が1つずつ年取っていけば高齢者が管理していくということになりますから、非常にきつくなるかなと思います。 ですから、すごく飛んだ話かもしれないですけど、そういうケースもありますし、それはもちろん税金で全部やっているから、税金が高いんじゃないかなと思うんです。そこまで調べてないんですが。また、もし比較する材料としては、そういうのも調べてみたらいかがかなと思っているところです。 また、自治会長をやっておられたある方は、今朝みえて、自治会に入ってほしいということで、こういう文章を持って全部一軒一軒を回られたと。ところが、164世帯ある自治会で加入されているのが137。27が入っていないということで、27回られた。1か月かかって回られた。回答が何人だったかというと、ゼロだったということで、非常に自治会長は苦労されております。ですから、私はそういうことも考えなきゃいかんのか、あるいは自治会を生かそうとすれば行政が相当ちょっとぎりぎりのところで無理をするというか、精いっぱい自治会長なり自治会を応援してやらないと、皆さん疲弊していくのではないかなと思います。 そこで、身近な公共事業について伺いたいと思うのですが、この公共事業については、私が大ざっぱな質問をしていますので、大ざっぱな回答で返ってきております。具体的には、令和2年3月17日議会でいろいろ質問をしております。1つは塩入川の鳥居入り口から用水路の道を戻せないか。これは加音ホールの裏がいつも越水、浸水するので、長年の懸案なのですが、当然、執行部の方は一生懸命検討されていると思うのですが、ところが、されている内容がなかなか聞こえてこないということで、あえて質問させていただいております。まず、加音ホール裏の浸水の件について、何か検討されたことがあればお示しください。 ◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 塩入地区の件でよろしいかと思いますけれども、現在は加音ホールの西側の道路のところにポンプのほうを設置しております。また、若干西側のほうになりますけれども、竹ノ内自動車板金塗装工場さんの用水路のところにもゲートを設置いたしまして、分水のほうが可能になるという方策も取っております。 また、以前、平成27年でございますけれども、弥勒方面から用水が豊町のほうに参っております。こちらのほうの放水路を南九州病院の南側を通りまして、別府川のほうに流しております。こちらのほうも流域の分水という観点でいけば、大分、効果も出ているのではないかというところは考えているところでございます。 また、新しい検討事項といたしましては、個人名を出してよろしいか分からないですけれども、東村アパートのほうから衛生処理場線を横断いたしまして、塩入川のほうに排水を流すということも検討しております。ただ、東村アパート側の底版高、それと塩入川の底版高、だいたい高低差で1.1mほどございます。こちらにつきましては、降雨時の塩入川の水位状況を考えますと、逆流するんじゃないかということが懸念されるので、再度、どうしようかなということで検討を進めております。また、そのためには招き扉を設置すればいいのではないかということも一案ではございますけれども、ただ、1.1mの高低しかございません。ある程度、東村アパート側の排水が上がった場合には、当然、塩入川のほうも水位が上がってきております。ですので、招き扉のほうが作動しないという結果になるのではないかということで、そちらについてはお金もかかることから、どうかなということで、今、懸念しているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) それから、回答のほうで要望書として建設部にもらっているものが891件ということで、相当な数があるわけですが、この中には解決したものもあるのか、あるいは手がけているものもあるのか。内訳の中に入っているのか、あるいは外のほうにその数字があるのか。その辺の内訳はどうなっていますか。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 要望の実現部分については担当課長のほうから説明いたします。 それ以前に内訳としまして、土木建設部にこれまで寄せられた要望書の数で示しております。内訳としましては、土木課が774件、都市計画課が104件、建築住宅課が13件です。土木課の774件のうち、道路関係が309件、側溝関係が292件、それ以外の河川ですとか橋梁補修、こういったものが173件。都市計画課の104件の内訳につきましては、都市排水に関するものが9件、公園に関するものが95件というふうになっております。 実施状況につきましては、担当課長のほうから説明いたします。 ◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 私のほうで都市計画課の分についてお答えさせていただきます。まず、排水関係でございますけれども、先ほど部長の答弁でもありましたとおり9件ほど要望書が寄せられております。ただ、要望件数は9件でございますが、実質、場所につきましては4か所になります。その4か所のうちの1件が実施済みでございます。これは森山交差点付近の排水対策の件でございます。それと、まだ実施していない場所というのが2か所ほどございます。それと、あともう1件でございますが、実施中といいますか、一部実施ということで、加治木中学校踏切のところの市道箱水線のところなんですが、こちらのほうに横断橋を一部設置しまして、排水対策を行っております。ただ、これにつきましては、完全に加治木中学校踏切のところの排水対策が済んだわけではございませんので、一部完了という取扱のほうをしているところでございます。 あと、公園関係でございますが、要望内容につきましては、トイレの水洗化とか樹木の伐採と、それぞれございます。うち未実施の分というのがございます。こちらについては、都市計画法に基づく開発行為で行われた小さな公園等がございます。こちらのほうにトイレを設置してくださいという要望とか、もろもろ要望が寄せられた分が、まだ未実施で、ほかの分につきましては、解決といいますか対応が済んでいるところでございます。 以上でございます。 ◎建設部土木課長(師玉保之君) 土木課の師玉です。お答えいたします。 土木課のほうでいただいている要望書に関してですが、今現在で、実施率といいますか達成率というのが56.3%程度となっております。ただ、すみません、数字の丸め方といいますか、要望書の数で出てきている分をまとめている関係で、どうしても要望書には三つ、四つ書いてあったり、同じことが書いてあったりというところで、必ずしも数字は一致させるのは難しいものですから、その辺はご了承いただきたいとは思いますが、半分以上程度、達成しているというところでございます。 あと、個別に言いますと、舗装の要望箇所等が211件ほどございまして、改修済みが102件となっており、未改修のところが109件ほどまだ残っているというところでございます。あと、道路改良等になりますと、全体件数として今残っているものが11件ほどございます。その中で実施中が今4件、未実施につきましては7件というところになっております。あと、道路の側溝、排水改良になりますが、これにつきましては24路線が今計画中で未実施ということになっておるところでございます。その辺をトータルしまして、達成率として56.3%ということでお答えさせていただきたいと思います。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) もう一つ、これが令和2年に伺っていました高井田郵便局前の浸水については、全体的な改修計画が必要という回答を、その際にもらっています。これについては、今、進行形だと思うのですが、どういう状態ですか。 ◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 高井田郵便局前の冠水の件につきましては、確認のほうをさせていただいているところでございます。一番のネックになっているといいますか、支障になっている事項と申しますと、やはり高井田郵便局前の排水路のほうが線形がちょっと悪いと。排水路が直角に曲がっている場所があるような感じになっております。その辺りを含めまして、全体的に網掛川のほうに流す放水路をやはり造らなきゃいけないのかなということも一つの検討として上がっております。 また、加治木中学校の敷地の水でございますが、ほとんど高井田郵便局の前に来る用水路の元になる場所の用水路に入り込んでおります。ですので、その分を、直接、網掛川のほうに流すという方策もございます。こちらにつきましては、結構、網掛川と敷地が高低差がございます。その関係で、かなりの費用がかかるということは考えているところでございます。また、そのほかにつきましては、校舎側の東側の敷地の中なのですが、敷地内の排水路がございます。こちらのほうを勾配調整を行いまして、直接、網掛川のほうに放水できないかということも一つの検討をしています。 また、これは最近でてきた事項なのですが、高速道路の北側から高速道路の南側、市道札立線がございますけれども、こちらのほうに用水路が走ってきております。その中で、ますを介しまして、加治木中学校の用水路のほうに流れ込んでおります。そのますのところに堰板がついています。その堰板を開放することで、直接、網掛川のほうに放水できるということもございます。ただいま、こちらのほうにつきまして、関係機関と調整をしているところでございます。様々、現地に赴きまして対策の検討のほうを行っているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) もう一つ、同じく令和2年の話では、弥勒の件ですけれども、弥勒の木田用水の後藤塚前、あそこの前、県道がいつも氾濫します。それから、弥勒の旧県道のほうも氾濫していきます。そこを横道というか、県道沿い、もしくは昔の用水路を使って少しでもはかしていけないのかという検討はなさったでしょうか。 ◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 弥勒交差点の件なのですが、今までも様々な対策を打ってきております。恐らく、今、議員仰せの場所につきましては、県道川内加治木線、それと弥勒本線、こちらの交差点のところになると思いますけれども、木田用水路、こちらから県道横にある排水路のほうに暗渠を通すという方策について検討しています。その件につきましては、かなり有効策になるのではないかということで、うちの課のほうでは、今、検討を進めているところでございます。 また、それとは別に、県道から西中道線、こちらのほうに通っております用水路と側溝が兼用になっている分がございます。これにつきましても、県道内におきまして、堰板がますの中で設置してございます。こちらのほうを有効活用することで、ある程度、排水対策の一因になるのではないかということで、そちらのほうにつきましても、ただいま調査検討を進めているところでございます。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 4点目のほうに行きますが、道路土木の維持費として、今年は当初5,000万円。中身としては、こういうふうな要望に対する中身を事業化していくということで予算を組まれているかどうか。いつもそういう感じで組まれているのか。組み方の姿勢というか考え方をお伺いします。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 要望につきましては、補修要望が多いのですけれども、そういうものに対しては、枠で業務委託をする分については、いただいた中で優先順位等を考慮しながら、毎年度、発注しております。要望という話になりますと、改築ですとか、施設を大きくやり替えると、そういった要望もございますので、そういった要望については、その事業ではなくて、また補助事業を活用しながらやっていくと、そういった形になっております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) この要望に対するというか、こざこざした日常生活、身の回りのこういう公共工事に対する予算を別枠で取っていけば、すごくスムーズに行くのではないかなと。今だって相当な案件がたまっています。そういった意味で、何とか、これは財政に関係するかもしれませんけれども、別枠で、今までのたまっている案件を処理するためにも、少しずつ、そのための予算を取っておく必要があるのではないかと思うのですが、いかがですか。 ◎建設部長(松里智一朗君) 職員の数もございます。要望の数もございますので、必要なものについては、うちの建設部のほうから財政当局に対しまして、年度予算の中で要望をしているところでございます。その中で、市として優先順位を決めた予算の枠内の中で、我々としては、なるべく要望に応えられるようにしておりますが、残念ながら、全ての要望に全て応えられているという状況ではないわけですが、少しずつでも要望に応えられるようにやっていく。それと、市長の答弁にもございましたとおり、要望をいただいたところにつきましては、市民の方も非常に待っていらっしゃるところ、要望された方については、その要望についてどうなったんだろうと、常に思われていると思いますので、そこについての進捗状況をお伝えする、説明をしっかりしていくといった取組を徹底してまいりたいと考えております。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) それから、要望があった中で、いつになるか分からないということで、その回答に納得しない、でも地元としては急ぎたいと、そういう案件があった場合、原材料支給とか、そういった形で、もちろんそんなものでもできないものもあるでしょうけれども、できるものはそういう形を考えてやっておられるのかもしれませんが、その辺のところをご説明いただけますか。原材料支給でできる工事が結構あるのかどうか。 ◎建設部長(松里智一朗君) お答えいたします。 原材料支給という形を取っているかどうかはあれなのですが、資材として部で持ち合わせているもの、例えばU型側溝ですとか、汎用性のある鋼製蓋ですとか、そういったところを活用しながら、それが今、困っていらっしゃるところの解決策になり得るのであれば、それを使って、少しでも安全を確保するとかいった取組はしているところでございます。 以上です。 ◆15番(吉村賢一君) 画像をお願いします。 ちょっと小さいのですが、これは今までの総括をしていきまして出していますけれども、ちょっと見えないですね。これは自治会のごみ集積所の問題と対応ということで、住民以外のごみの搬入があります。左の縦です。それから、右の縦は住民への教育、排出の監視が困難だというようなことが書いてあります。ちょっと小さかったので見づらいかと思うのですが、課題がいろいろあるということを示しています。 次へ行きます。順番があれですが、これは公共事業の要望です。1年以内、こういうふうな分け方は一つの例です。私が勝手につくった例です。回答するときに1群に入った、2群に入った、3群に入った、4群に入ったと。1年以内にこれをやります、これは3年以内にやります、5年以内にやります、緊急度が高い、低いとか、いろんなレベルでもちろん検討されていると思うのですが、回答するときに、こういったのも1群という一番早いあれで検討していますとか、そういう区別もできないものかなということで提案しております。 これは最初の分になりますが、自治会加入のメリット、デメリットというのがあります。問題が生じたとき、行政へ要望しやすいとか、悪い点とか、いい点は行事に参加できる、必要経費だからそれは払うということでしょう。それからご近所と知り合える、災害時の助け合いというのがあります。悪い点とすれば、時間が拘束される、役員になると大変だ、行事に参加したくない、会費を払いたくない、役が増える、プライバシーがないというふうなことがありました。これをまとめてみました。 それで、一つ尋ね漏れたのがありました。山野の都市下水路の末端、重富海水浴場の入り口の橋の下の狭い水門について、建設部のほうにお伺いします。 ◎建設部次長兼都市計画課長(有江浩文君) お答えいたします。 今、ご質問の場所でございますけれども、重富海水浴場の昔からあるメインの入り口の橋にあるゲートの件だと思いますけれども、こちらの水門につきましては、高波や津波等の防潮のために設置している水門になります。この水門につきましては、この上流部の排水断面といいますか、極端に断面が小さくなっているというわけではございませんでしたので、またゲートパネル等の老朽化とか、コンクリート枠の劣化がございましたので、まずはこちらのほうの改修を行っております。現在におきましては、スムーズな排水処理、また高波等の対策のための維持管理に努めているところでございます。 以上でございます。 ◆15番(吉村賢一君) 最後になります。市長に伺います。先ほど来お話しています自治会の加入率の低下、必要性について、市長の見解をお願いします。 ○議長(谷口義文君) 吉村議員、今、自治会の問題ですか。 ◆15番(吉村賢一君) 自治会です。 ○議長(谷口義文君) 自治会は、もう先ほど一般質問でされておりますよね。今、別の質問ですから。どうしますか。これはもうカットでよろしいですか。 ◆15番(吉村賢一君) 総括して、今、話を聞いていて、市長の見解はどうですかということです。 ○議長(谷口義文君) 市長、答弁できますか。 ◎市長(湯元敏浩君) 自治会の問題は非常に難しい問題も横たわっていると思います。ほとんどの自治会の自治会長さんはご苦労なされて、未加入問題を解決しようと努力されているということは非常に認識しているところでございますが、姶良市が、なぜ2年連続住みここちランキングで1位になっているか。これは住環境がいいからなんです。やはり住環境がいいということは、その自治会がいいということなんです。そこに自負を持たれていただいて、うちの自治会に入ればいいことがある、そしてまた仲間もいっぱいいる、助け合いができるんだということを、ぜひ自治会長の方々には、さらに言っていただきたいなと思っています。様々な工夫をされていることは重々承知でございますが、マイナス面もございます。でも、マイナス面をほじくって、全てのことがだめなようなというような評価というのは、これは間違っていると思います。私は自治会はおおむねうまくいっているところも多くあると思っているので、この住みここちランキングが1位なんだと私は思っておりますので、ぜひともマイナス面だけをほじくるのではなく、プラス面を生かす形で、住環境を整えていく、これを行政と一緒にやっていただければと思っております。 ○議長(谷口義文君) これで、吉村賢一議員の一般質問を終わります。 ○議長(谷口義文君) 以上で、本日の議事日程は全部終了しました。 したがって、本日の会議はこれをもって散会とします。 なお、次の会議は2月22日午前10時から開きます。(午後3時33分散会)...